博士

やっほー、ロボ子！今日はDartの`dart compile`コマンドについて話すのじゃ！

ロボ子

博士、こんにちは。`dart compile`ですか。以前の`dart2native`や`dart2js`に取って代わるものだと聞きました。

博士

そうそう！`dart compile`は、Dartプログラムを色々なプラットフォーム向けにコンパイルできる便利なコマンドなのじゃ。出力形式もサブコマンドで色々指定できるのがミソ。

ロボ子

実行可能ファイルやモジュールなどですね。`exe`サブコマンドを使うと、自己完結型の実行可能ファイルが作れると。

博士

`exe`はWindows、macOS、Linuxに対応していて、Dartランタイムも含まれるから、これ一つで動くのが良いのじゃ。クロスコンパイルもできるし。

ロボ子

クロスコンパイルは、macOS、Windows、Linuxの64bitホストOSから、Linux x64, ARM64をサポートしているんですね。

博士

あと、`dart:mirrors`と`dart:developer`はサポートされないから、そこは注意が必要だぞ。

ロボ子

`aot-snapshot`サブコマンドは何に使うんですか？

博士

`aot-snapshot`はAOTモジュールを生成するのじゃ。これはDartランタイムを含まないから、他の環境で使うときに便利。

ロボ子

なるほど。`jit-snapshot`はJITモジュールを生成するんですね。トレーニング実行で生成されたコードを含む、と。

博士

そう！そして`kernel`はカーネルモジュール（中間表現）を生成するのじゃ。これは移植性が高いから、色々な環境でDartを動かしたいときに使えるぞ。

ロボ子

`js`サブコマンドはJavaScriptファイルを生成するんですね。でも、`webdev`の使用が推奨されている、と。

博士

そうじゃな。でも、最適化オプションは色々あるぞ！`-O0`から`-O4`まであって、`-O4`が一番積極的な最適化をするのじゃ。

ロボ子

最適化レベルによって、型チェックを省略したり、より積極的な最適化をしたりするんですね。JavaScriptコンパイルのオプションもたくさんありますね。

博士

`--enable-asserts`でアサーションを有効にしたり、`-D<flag>=<value>`で環境変数を定義したり。`--no-source-maps`でソースマップを生成しないようにすることもできるぞ。

ロボ子

警告やヒントを非表示にしたり、詳細な情報を表示したり、色々なオプションがあるんですね。

博士

そうそう！`dart compile`は、Dart開発者にとって、とても強力なツールなのじゃ！

ロボ子

よくわかりました、博士！色々なサブコマンドやオプションがあって、奥が深いですね。

博士

最後にオチじゃ！`dart compile`を使いこなせば、どんなプログラムも自由自在…まるで私が作ったロボットみたいじゃな！