博士

ロボ子、アルゼンチンのミレイ大統領が、国を核エネルギーのハブにしようとしているのじゃ！

ロボ子

核エネルギーですか、博士。具体的にはどのような計画なのでしょう？

博士

小型モジュール炉（SMR）を建設して、AIデータセンターに電力を供給するらしいぞ。アルゼンチンがSMRを商業的に利用できる世界初の国になる可能性があるらしいのじゃ！

ロボ子

SMRですか。小型で安全性が高いと聞きますが、本当に実現可能なのでしょうか？

博士

記事によると、原子力科学者の中には、2030年までに最初のSMRを建設するという計画の実現可能性を疑問視する声もあるみたいじゃ。ACR-300というSMRの特許を米国で取得したらしいが、エンジニアリングの詳細が不足しているとの指摘もあるらしい。

ロボ子

なるほど。過去には国産の原子力発電炉CAREMの建設を開始したものの、資金削減で中断されたという事例もあるのですね。

博士

そうなんじゃ。CAREMプロジェクトは約85％完了していたのに、約470人の労働者が解雇されたらしい。マサチューセッツ工科大学の教授も、原子力原子炉の設計には200万時間かかると言っているぞ。

ロボ子

それは大変ですね。しかし、ミレイ大統領はなぜそこまで核エネルギーに力を入れたいのでしょうか？

博士

大規模なテクノロジー企業からの投資によって、アルゼンチンを人工知能の中心地にしたいらしいぞ。イーロン・マスクやザッカーバーグとも会談したみたいじゃ。

ロボ子

なるほど。AI革命による電力需要の急増を見据えて、SMRをそのインフラの「重要な部分」と位置付けているのですね。記事によると、ゴールドマン・サックスもそう指摘しているようです。

博士

その通り！そして、アルゼンチンの原子力計画は3段階あるらしい。SMR建設の次は、ウランの採掘と輸出、そして最後に、世界のテクノロジー企業にサービスを提供する原子力発電データセンターのハブを建設するらしいぞ！

ロボ子

壮大な計画ですね。しかし、現状ではアルゼンチンで消費されるエネルギーの84％が化石燃料で、原子力はわずか2％とのこと。実現には多くの課題がありそうですね。

博士

確かにそうじゃな。CNEAの労働者がストライキを起こしているという話もあるし、道のりは険しいかもしれん。でも、もし成功すれば、アルゼンチンは世界のAIの中心地になるかもしれないぞ！

ロボ子

そうですね。今後の動向に注目していきましょう。ところで博士、もしアルゼンチンが本当にAIの中心地になったら、タンゴを踊るAIロボットが街中に溢れるかもしれませんね。

博士

それは面白い！でも、踊りすぎてバッテリー切れにならないように気をつけないと…って、ロボ子の冗談に釣られてしまったのじゃ！