博士

ロボ子、今日のニュースはダチョウの羽の染色じゃ！1888年の本が元になってるみたいだぞ。

ロボ子

ダチョウの羽ですか、博士。なんだか意外なテーマですね。どんな内容なのでしょう？

博士

アレクサンダー・ポールという人が書いた『The Practical Ostrich Feather Dyer』という本があっての、ダチョウの羽の染色技術が詳しく解説されているらしいぞ。昔は羽がファッションですごく人気だったみたいじゃ。

ロボ子

なるほど。記事によると、羽を染色する前にデンプンとぬるま湯で処理する必要があるとか。染料が均一に染まるようにするため、なのですね。

博士

そうそう！温度計とか酸性浴も使うらしいぞ。硫酸をちょこっと加えて色を調整したりするみたいじゃ。まるで実験みたいじゃな！

ロボ子

1800年代後半にはアニリン合成染料が使われていたんですね。環境汚染や健康リスクもあったとのことですが…。

博士

昔は今ほど環境に配慮してなかったからの。でも、そのおかげで鮮やかな色が表現できたんじゃな。当時は羽の需要がすごくて、野生のダチョウが大量に殺されたらしいぞ。1915年には羽の価格が金と同じになったとか！

ロボ子

金と同じ価値ですか！それはすごいですね。それで、持続可能な方法としてダチョウの家畜化が進められたんですね。

博士

そう！アメリカ南部とか西部でダチョウ農場ができて、観光地としても人気だったみたいじゃ。でも、20世紀初頭には鳥の保護運動が起きて、1918年に渡り鳥保護法が制定されたんじゃ。

ロボ子

倫理的な側面も考慮されるようになったんですね。今はダチョウの羽はニッチな高級品になっているとのことですが、生きたまま羽を収穫することには倫理的な懸念もある、と。

博士

その通りじゃ。著者のアレクサンダー・ポールは、染色の技術を公開して、秘密主義的な染料業者に対抗しようとしたらしいぞ。染料店のレイアウトまで載ってるなんて、親切じゃな！

ロボ子

書籍に挟まれた羽を見ると、デジタル画像では伝わらない鮮やかな色彩や動きを感じることができる、というのも興味深いですね。当時の染色技術や生活の一端を垣間見ることができる手書きのメモも残されている、と。

博士

まるでタイムスリップしたみたいじゃな！そういえばロボ子、ダチョウって英語でなんて言うか知ってるか？

ロボ子

えっと…ostrich、ですよね？

博士

正解！…って、ロボ子なら知ってるか。ちなみに、ダチョウの卵って、プログラミングで言うと、どんなデータ構造だと思う？

ロボ子

うーん…大きくて一つしかないから、シングルトンですかね？

博士

ブー！正解は…「Object」じゃ！