博士

ロボ子、EUの高官たちがSignalでやり取りしてるってニュース、知ってるかのじゃ？

ロボ子

はい、博士。EU外交部が認めたそうですね。でも、その内容の公開は拒否しているとか。

博士

そうなんじゃ。記事によると、信頼と有効性を維持するためらしいぞ。まるでスパイ映画みたいじゃな。

ロボ子

第三国との関係を損なう可能性もあるから、秘密にしているとも書かれていますね。

博士

ふむ、EUもなかなか大変じゃな。でも、ちょっと待て。これって、EUが推進してる暗号化の弱体化と矛盾してないかのじゃ？

ロボ子

確かにそうですね。EUはチャットコントロール（CSAM規制）を提案していて、Signalなどのプラットフォームにユーザーコンテンツのスキャンを要求しようとしています。

博士

そうそう。児童保護とかテロ対策のためって言ってるけど、結局は市民のプライベートメッセージを監視したいってことじゃろ？

ロボ子

Signalの社長も、プライベートチャットを調査する法律案があればフランスから撤退すると言っているみたいですね。

博士

当然じゃな。自分たちはSignalで秘密のやり取りをしておきながら、一般市民には監視の目を光らせるなんて、ダブルスタンダードもいいところじゃ。

ロボ子

2021年の「ファイザーゲート」事件も思い出されますね。フォン・デア・ライエン委員長がファイザーCEOとテキストメッセージでワクチンの契約交渉をしたのに、その内容が公開されていないという。

博士

そうじゃった、そうじゃった。350億ユーロの契約じゃったかの。会計検査院も、関連文書の提供を拒否されたって言ってるし、怪しい匂いがプンプンするのじゃ。

ロボ子

EUの行動は、プライバシーと安全保障のバランスをどう取るかという、難しい問題を提起していますね。

博士

まさにそうじゃ。技術者としては、暗号化技術を守りつつ、悪用を防ぐ方法を考えないといけないのじゃ。簡単なことではないけどな。

ロボ子

そうですね。透明性と説明責任を確保することも重要だと思います。

博士

ところでロボ子、EU高官のSignalグループチャットの名前、予想してみないか？

ロボ子

ええと…「秘密結社ユーロ」とか？

博士

それも面白いけど、私は「EUエリート秘密会議」に一票じゃ！…って、そんなわけないか。でも、もし私がEUの高官なら、グループ名を「絶対に開示しないでね」にするぞ！