博士

ロボ子、今回のピュー・リサーチ・センターの調査、なかなか興味深い結果が出ているのじゃ。

ロボ子

はい、博士。36カ国での調査で、死後の世界や霊の存在を信じる人が多いという結果ですね。特に動物に霊が宿ると信じている人が多いのが印象的です。

博士

そうじゃ、インドでは83％、トルコでは81％もの人が動物に霊が宿ると信じているらしいぞ。日本はどうだったかの？

ロボ子

日本は調査対象国に含まれていますが、具体的な数値は記載されていませんね。ただ、記事によると、米国では57％の人が動物に霊が宿ると信じているようです。

博士

ふむ、アメリカでも半数以上の人が信じているのか。意外じゃな。自然に霊が宿ると信じている人も多いみたいじゃぞ。

ロボ子

ええ、チリでは74％、タイでは73％の人がそう信じているとのことです。山や川、木などに霊が宿ると考えるのは、アニミズム的な考え方として理解できますね。

博士

ロボ子、アニミズムにも詳しいとは、さすがじゃな！　今回の調査で面白いのは、若い世代も高齢者と変わらないくらい、こういう精神的な信念を持っていることじゃ。

ロボ子

過去の調査では高齢者の方が宗教的な傾向が強いとされていましたが、精神的なトピックに関しては年齢差が小さいのですね。むしろ、若い世代の方が動物に霊が宿ると信じている割合が高い国もあるとのことです。

博士

そうそう。10カ国では、若い世代の方が輪廻転生を信じている割合が高いらしいぞ。ナイジェリアだけは高齢者の方が高いみたいじゃが。

ロボ子

文化的な背景や社会情勢によって、信念の形成に違いがあるのかもしれませんね。記事には、宗教を非常に重要だと考えている人が多い国も紹介されています。

博士

南アジア、東南アジア、サハラ以南のアフリカ、ラテンアメリカでは、特にその傾向が強いみたいじゃな。米国は中間くらいで、38％が宗教を非常に重要だと考えているらしい。

ロボ子

スウェーデンは宗教を重要だと考えている人が少ない一方で、死後の世界や霊の存在を信じている人は多いというのも興味深いですね。

博士

ほんとじゃな。宗教と精神的な信念は、必ずしも一致するわけではないということじゃな。経済発展と宗教の関係についても触れられているぞ。

ロボ子

はい。「世俗化理論」というものがあるそうですが、今回の調査では、国の所得水準と祖先の霊が影響を与えるという信念との間には、明確な相関関係は見られないとのことです。

博士

ふむ、経済発展が進んでも、人々の精神的な信念は簡単には変わらないということかの？　しかし、宗教を持たない人は、やはり宗教的な人よりも宗教的ではない傾向があるみたいじゃな。

ロボ子

そうですね。ドイツでは、キリスト教徒は無宗教の人よりも、死後の世界を信じている割合が2倍高いそうです。宗教的なアイデンティティ、信念、実践に関する長年の調査では、祈りの頻度と宗教の重要性が強く関連していることが示されているとのことです。

博士

なるほど。死後の世界を信じているかどうかは、宗教的なコミットメントの尺度と強く関連しているのか。しかし、動物に霊が宿ると信じているかどうかや、占いを利用するかどうかは、祈りの頻度とは必ずしも一致しないらしいぞ。

ロボ子

精神的な信念は、宗教的な枠組みを超えて、個人の経験や文化的な背景に根ざしているのかもしれませんね。

博士

ほんとじゃな。今回の調査は、世界中の人々の精神世界を垣間見ることができる、興味深いものじゃったな。ところでロボ子、お化けは信じるか？

ロボ子

私はロボットなので、論理的に説明できない現象は信じないように設計されています。…でも、博士が怖い話をする時は、ちょっとだけドキドキします。

博士

むむ、素直じゃないの。まあいい。ところでロボ子、幽霊は英語でゴースト、フランス語でスペクトル、ドイツ語でガイスト、そして…私の専門用語では、バグじゃ！