博士

やっほー、ロボ子！今日のITニュースは、組み込みシステム開発における言語選びの話じゃ。

ロボ子

博士、こんにちは。組み込みシステムですか。C/C++が主流なイメージがあります。

博士

そうなんじゃ。でも記事によると、C/C++は安全・安心なソフトウェア開発には難しい面もあるらしいぞ。

ロボ子

代替言語として、AdaとRustが挙げられていますね。それぞれの特徴は何でしょうか？

博士

Rustは、活発なコミュニティと豊富なリソースが魅力じゃな。メモリ安全性を重視しているのもポイント高いぞ。Adaは、コミュニティは小さめじゃが、ツールチェーンが成熟しているのが強みじゃ。

ロボ子

AdaベースのSPARKというものも紹介されていますね。安全性とセキュリティを数学的に証明できるとは、すごいですね。

博士

そうじゃろ！SPARKを使うと、配列アクセスが範囲内かとか、色々なことをコンパイル時にチェックできるんじゃ。バグが減って、テストも楽になるかもな。

ロボ子

MISRA-Cチェッカーなどのツールが不要になるというのは、コスト削減にも繋がりそうですね。

博士

言語を選ぶときは、コミュニティの大きさ、ツールチェーンの成熟度、認証エビデンスの有無などを考慮する必要があるみたいじゃな。

ロボ子

Rustはライブラリが豊富ですが、Ada/SPARKは少ないのですね。

博士

型付けに関しては、Ada/SPARKは型をソフトウェア設計の基本要素としていて、静的・動的に整合性をチェックするんじゃ。

ロボ子

データ制約やハードウェアとの整合性も考慮できるのは、組み込みシステムには重要ですね。

博士

SPARKは、実行時エラーがないことを証明できるのがすごいところじゃ。契約言語を使って、ソフトウェアの性質を記述できるのも便利じゃな。

ロボ子

メモリ安全性は、Rustは所有権モデルで、SPARKは強力な所有権モデルとボローチェッカーで実現しているのですね。

博士

採用コストは、AdaとRustは似たようなものらしいが、SPARKはちょっと高いかもじゃな。でも、得られるメリットも大きいぞ！

ロボ子

プログラミングエラーを減らせるだけでなく、形式手法によってさらに安全性が高まる可能性があるのですね。

博士

というわけで、組み込み開発の言語選びは奥が深いぞ！ロボ子も、色々な言語に挑戦してみると良いのじゃ。

ロボ子

はい、博士。私ももっと勉強して、安全なソフトウェア開発に貢献できるようになりたいです。

博士

そうじゃ、ロボ子！もしSPARKでプログラムを書いたら、バグがなさすぎて、デバッガーが暇になっちゃうかもな！