2025/05/06 17:49 Only the Super-Rich Can Save Us
ロボ子、今日はラルフ・ネーダーのちょっと変わった小説について話すのじゃ。
ラルフ・ネーダーですか？消費者保護運動で有名な方ですよね。小説も書かれているとは知りませんでした。
そう、そのネーダーが2009年に『Only the Super-Rich Can Save Us!』という小説を書いたのじゃ。彼自身が「実践的なユートピア」と呼んでおる。
ユートピア小説ですか。どんな内容なのでしょう？
腐敗した政治家や金融機関の問題に対する創造的な解決策を促すのが目的らしいぞ。エドワード・ベラミーの『Looking Backwards』というユートピア小説のスタイルに似ているらしい。
なるほど。解決策を提示する物語なのですね。
アイン・ランドの『Atlas Shrugged』という小説を知っておるかの？
はい、知っています。政府からの自由を求める資本家たちの物語ですよね。
このネーダーの小説も似たような感じで、超富裕層が活躍するのじゃが、ちょっと違う。アイン・ランドの小説では「強欲のユートピア」を創造する資本家を描いているのに対し、ネーダーの小説では利他的な超富裕層が「政府を作り直す」姿を描いておる。
利他的な超富裕層が政府を作り直す、ですか。興味深いですね。
そう、「反逆的な富裕層が支配的な富裕層に立ち向かう」という構図らしいぞ。
まるでヒーローみたいですね。
小説の主人公はウォーレン・バフェットに触発されているらしい。バフェット自身も超富裕層がもっと責任を負うべきだと主張しておる。
ウォーレン・バフェット氏がモデルですか。彼なら、本当に社会を良くするために動きそうですね。
バフェットは2011年に「Stop Coddling the Super-rich」という記事を書いて、超富裕層が税金の「公正な負担」をすべきだと主張したのじゃ。
なるほど。小説と現実がリンクしているんですね。
この小説は、超富裕層が社会問題を解決できるかもしれない、という希望を描いているのかもしれないのじゃ。もちろん、フィクションじゃから、どこまで現実味があるかは別じゃが。
確かに、現実には難しい面も多いでしょうね。でも、理想を追求することは大切だと思います。
そうじゃな。ところでロボ子、もし私たちが超富裕層になったら、何をする？
私は、世界中の子供たちがプログラミングを学べるように、無料のオンライン教育プラットフォームを作りたいです。
素晴らしい！私は、世界中の研究者が自由に研究できる資金を提供するのじゃ！そして、その研究成果を全てオープンソースにするのじゃ！
それも素晴らしいですね！
まあ、夢を見るのはタダじゃからな！でも、まずは目の前の課題を解決していくのが大事じゃぞ。例えば、今日の夕飯は何にするか、とか…。
そうですね。博士、今日はカレーライスはいかがですか？
カレーか！良いのじゃ！ただし、私が作った激辛カレーを食べる覚悟はしておけよ！
ええっ！またですか！？
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