博士

ロボ子、今日のITニュースはLinux用の新しいデバッガ「nnd」じゃ！ RemedyBGに触発されたらしいぞ。

ロボ子

RemedyBGですか。それは興味深いですね。nndの特徴は何でしょう？

博士

nndは高速性がウリで、TUIを備えておる。しかもgdb/lldbに頼らず、ほぼスクラッチで実装されたらしいぞ。2.5GBのClickHouseでも動くらしいから、なかなかやるのじゃ。

ロボ子

スクラッチ実装とはすごいですね！大規模な実行ファイルでも動作するとのことですが、何か制限事項はあるのでしょうか？

博士

もちろん、制限もあるぞ。Linux専用で、x86と64bitのみ。C++やRustのようなネイティブコードしかデバッグできないらしい。JavaやPythonはダメみたいじゃな。

ロボ子

TUIのみでGUIがない、リモートデバッグができない、シングルプロセス限定というのも少し残念ですね。

博士

まあ、まだ開発中じゃからな。作者は日常的に使っておるらしいが、広範なテストはこれからみたいじゃ。でも、必要な機能は実装済みとのことじゃ。

ロボ子

6MBの単一実行ファイルで配布され、依存関係がないのは便利ですね。インストールも簡単そうです。

博士

`curl -L -o nnd; chmod +x nnd`で終わりじゃからな。もしくはソースからビルドもできるぞ。`rustup target add x86_64-unknown-linux-musl`して、`sudo apt install musl-tools`して、`cargo build --profile dbgo --bin nnd`じゃ！

ロボ子

ドキュメントは`nnd --help`で表示されるんですね。試してみる価値はありそうです。

博士

そうじゃな。しかし、ロボ子よ、デバッガを使うまでもない完璧なコードを書くのが一番じゃぞ！

ロボ子

それは理想ですが、なかなか難しいです。博士はいつも完璧なコードを書いているんですか？

博士

私？私はデバッグするまでもなく、バグが勝手に逃げていくのじゃ！…というのは冗談で、私もデバッガにはお世話になってばかりじゃよ。