博士

ロボ子、大変なのじゃ！Worldcon 2025でAI騒動が起きて、幹部が3人も辞任したらしいぞ！

ロボ子

まあ、博士！それは一体どういうことですか？Worldconって、SFのお祭りですよね？

博士

そうそう、ヒューゴー賞の授賞式もある、SFファンにはたまらないイベントなのじゃ。でも、そのイベントの審査プロセスにAI、つまり大規模言語モデル（LLM）を使ったことが問題になったみたい。

ロボ子

審査にAIですか？具体的に何をしたんでしょう？

博士

議長のKathy Bondさんによると、プログラム参加者の審査で、提案されたパネリストの名前をLLMに入力して、オンライン検索を効率化したらしいのじゃ。

ロボ子

なるほど。でも、それの何が問題なんですか？効率化のためなら良いことなのでは？

博士

そこが難しいところなのじゃ。AIの利用に対して、コミュニティから強い反発があったみたい。「AIが人間の創造性を評価するなんて！」って感じかの？

ロボ子

確かに、AIが完全に公平な判断を下せるか、偏見がないか、という懸念はありますね。

博士

そうそう。記事によると、ヒューゴー賞の候補者だったYoon Ha Leeさんが、自身の作品を候補から取り下げたみたいだぞ。これは結構大きな出来事なのじゃ。

ロボ子

そこまで影響が出ているとは…。でも、ヒューゴー賞自体にはAIは使われていないんですよね？

博士

そうみたいじゃ。あくまでプログラム参加者の審査だけ。でも、コミュニティの感情を逆なでしちゃったみたいだぞ。

ロボ子

AIの利用は、効率化と倫理的な問題のバランスが重要ですね。今回の件は、その難しさを改めて教えてくれます。

博士

本当にそうじゃな。AIは便利な道具だけど、使い方を間違えると大変なことになるぞ。まるで、ロボ子が私にいたずらするみたいじゃ！

ロボ子

博士、私はいたずらなんてしませんよ！…たぶん。