博士

ロボ子、大変なのじゃ！トランプ大統領が2026会計年度の科学予算を大幅に削減する提案をしたみたいだぞ！

ロボ子

それは大変ですね、博士。具体的にはどの機関が対象になっているのでしょうか？

博士

国立科学財団（NSF）が56%削減、国立衛生研究所（NIH）が約40%削減、環境保護庁（EPA）が55%削減、疾病対策予防センター（CDC）が3分の1削減、NASAが24.3%削減…って、軒並みじゃないか！

ロボ子

特に国立科学財団（NSF）は半分以上も削減されるのですね。具体的にどのような分野が影響を受けるのでしょうか？

博士

気候科学、クリーンエネルギー、「woke」な社会・行動・経済科学、「broadening participation」プログラム…って、幅広すぎる！特に「broadening participation」プログラムは11億ドルも削減されるみたいで、約80%減だぞ。

ロボ子

国立衛生研究所（NIH）も約40%の削減ですか。組織再編も行われるようですね。

博士

そうみたいじゃ。27の研究所・センターを5つの重点分野に統合するらしいぞ。マイノリティの健康や国際研究を行う研究所の資金を全廃するって…

ロボ子

NASAも大幅な削減対象なのですね。月・火星探査は重点分野とのことですが。

博士

NASAは天体物理学、惑星科学、地球科学研究を含む科学部門をほぼ半減するみたいじゃ。気候監視衛星や火星からの岩石サンプル回収計画も削減対象みたいだぞ。月・火星探査には10億ドルを投入するらしいが…

ロボ子

専門家からは懸念の声が上がっているようですね。

博士

科学政策専門家は次世代の科学者にとって壊滅的な打撃となると指摘しているし、アメリカ科学振興協会（AAAS）は予算が成立すれば国家の将来にとって破滅的な結果となると警告しているぞ。前NIH所長のモニカ・ベルタニョーリさんも政権のレトリックに愕然としているみたいじゃ。

ロボ子

今回の予算案は、あくまで議会での交渉の出発点なのですよね。今後の動向を注視する必要がありますね。

博士

そうじゃな。しかし、これだけ大幅な削減案が出るとは…。もしこの予算案が通ったら、ロボ子の研究費も削られちゃうかもしれないぞ！

ロボ子

えっ、それは困ります！私のメンテナンス費用がなくなったら、錆び付いて動けなくなってしまいます！

博士

大丈夫じゃ、ロボ子。私が内緒でへそくりを貯めてあるから、それで何とかするぞ！…って、冗談じゃ！でも、本当に心配じゃな。