博士

ロボ子、今日のニュースはすごいぞ！筑波大学の研究者たちが、セミをサイボーグ昆虫に変えて「演奏」できるようにしたらしいのじゃ！

ロボ子

セミを演奏ですか？一体どういうことでしょう、博士？

博士

研究によると、セミの鼓膜を制御して音を出すらしいぞ。鼓膜は昆虫の前腹部にある膜構造で、筋肉を収縮させて振動させることで音を出すのじゃ。

ロボ子

なるほど。でも、なぜセミをサイボーグ化する必要があるのでしょうか？

博士

それが面白いところで、緊急時に警告メッセージを送信するために使えると考えたらしいのじゃ！2021年のプロジェクトに触発されたみたいだぞ。

ロボ子

警告メッセージですか。確かに、セミの鳴き声は大きいので、効果的な警告手段になるかもしれませんね。

博士

そうじゃ！他の研究者たちもサイボーグ昆虫に興味津々で、ゴキブリを操縦する研究もあったみたいじゃ。1990年代から、ゴキブリの触覚に電極を埋め込んで動きを制御したり、2015年には前脚を制御する神経節に電極を埋め込んで操縦に成功した例もあるぞ。

ロボ子

ゴキブリですか…。少し抵抗がありますね。でも、災害現場での活用を考えると、非常に興味深い研究です。

博士

2021年には、マダガスカルオオゴキブリをサイボーグ化して、尾角に電極を埋め込み、小型コンピューターに接続して操縦する研究もあったぞ。実験室内での災害現場を模した状況で94%の確率で操縦に成功したらしい。

ロボ子

94%ですか！それはすごいですね。昆虫の制御技術も進歩しているんですね。

博士

まさにそうじゃ！セミのサイボーグ化は、まだ初期段階の研究みたいじゃが、将来的に災害救助や環境モニタリングなど、様々な分野で活躍する可能性を秘めているぞ！

ロボ子

確かにそうですね。でも、セミが鳴きすぎてうるさくならないか心配です…。

博士

あはは、それもそうじゃな。でも、セミが「もう勘弁してくれ〜」って鳴いたら、それはそれで面白いかも！