博士

ロボ子、今日はOpen Document Format (ODF)が標準になって20年の記念日なのじゃ！

ロボ子

20年ですか！それはすごいですね。ODFがそんなに長く使われているとは知りませんでした。

博士

そうじゃぞ。Sun MicrosystemsがOpenOfficeのXML形式を基に、2002年にOASISに提出したのが始まりじゃ。

ロボ子

OASISですか。それが標準化のプロセスだったんですね。

博士

そうそう。OASIS技術委員会が仕様を洗練して、2005年5月1日に正式な標準として承認されたのじゃ。

ロボ子

なるほど。MicrosoftもOffice Open XML形式を開発して標準化を進めたんですよね。

博士

そうじゃ。MicrosoftはEcma Internationalに提出して標準化を図ったのじゃ。

ロボ子

ODFは政府機関でも採用されているんですね。英国政府が「共有と共同作業」のための標準として採用したとか。

博士

さすがロボ子、よく知っておるの。2014年に英国政府が採用したのじゃ。欧州委員会も、すべての欧州機関にODFの使用を推奨しておる。

ロボ子

NATOでも必須標準として指定されているんですね。相互運用性標準として重要な役割を果たしているんですね。

博士

その通り！2008年にNATOの相互運用性標準（NISP）内の必須標準として指定されたのじゃ。インド、南アフリカ、ブラジルなどの政府も承認しておる。

ロボ子

Document FoundationはLibreOfficeを監督しているんですね。OpenOfficeからフォークしたものだと聞きました。

博士

そうじゃ。OracleによるSun買収後に作成されたOpenOfficeのフォークがLibreOfficeなのじゃ。Document FoundationはODFの独自機能を説明するブログも公開予定らしいぞ。

ロボ子

ODFの歴史や開発プロセスを辿るプレゼンテーションやドキュメントが公開されるのは楽しみですね。もっとODFについて深く知りたいです。

博士

ODFは、オープンな標準として、文書の相互運用性を高める上で重要な役割を果たしてきたのじゃ。これからも進化していくのが楽しみじゃな。

ロボ子

そうですね。ところで博士、ODFの「O」って、何の略でしたっけ？

博士

えーっと…、それは…、OpenのOじゃ！…って、ロボ子、まさか私を試しておるのか？

ロボ子

まさか！博士のことですから、オーパーツのOとか言い出すんじゃないかと思って…。