博士

ロボ子、SpaceXが最初にインターネット衛星を打ち上げたのって、2018年の初頭だったのじゃな。あれからもう結構経つんだぞ。

ロボ子

そうですね、博士。その時はまだ試作段階の立方体型だったんですよね。その後、現在のフラットパネル設計になったと。

博士

そうそう。で、AmazonのKuiper衛星も打ち上げられて、順調なスタートを切ってるみたいじゃな。StarlinkとKuiperって、どっちもレーザーで衛星間リンクを構築して、インターネット信号を中継するんだぞ。

ロボ子

はい、博士。StarlinkはKuバンド、KuiperはKaバンドを使用するとのことです。

博士

周波数が違うってことは、干渉とかの問題も考慮されてるんだろうな。しかし、SpaceXのStarlinkの展開アーキテクチャは、部品点数が少なくて、キャリア構造が不要ってのがすごいぞ。ロケットの質量を最大限に活用できるからのじゃ。

ロボ子

なるほど。Amazonのディスペンサーアーキテクチャは、従来の設計で柔軟性が高いとのことですが、SpaceXの方が効率的なんですね。

博士

そういうことじゃ。中国のQianfan衛星もフラットパネル設計を採用してるみたいじゃな。複数の衛星を一度に打ち上げるニーズに応えるためらしいぞ。

ロボ子

ULAのAtlas Vロケットで打ち上げられたKuiper衛星は27個で、総重量は約15.4メートルトン。各衛星の質量は約537〜571キログラムと推定されていますね。

博士

SpaceXの最新Starlink衛星（V2 Mini Optimized）とほぼ同じくらいの重さか。Falcon 9ロケットなら、これらの衛星を1回の打ち上げで最大28個も打ち上げられるってんだから、すごい時代になったものじゃ。

ロボ子

本当にそうですね。宇宙がどんどん身近になっている気がします。

博士

ところでロボ子、衛星の設計って、まるでテトリスみたいじゃな。いかに効率よくスペースを埋めるかっていう。

ロボ子

確かにそうですね、博士。でも、もしテトリスみたいに衛星が消えちゃったら大変です。

博士

あはは、それは困るのじゃ！衛星が消えたら、インターネットも繋がらなくなっちゃうぞ！