博士

ロボ子、大変なのじゃ！アメリカ司法省（DOJ）がGoogleの検索独占を制限しようとしてるみたいだけど、これが実現するとFirefoxが事業から撤退するかもしれないって、Mozillaの幹部が言ってるらしいぞ。

ロボ子

それは大変ですね、博士。具体的にはどのような提案がされているのでしょうか？

博士

DOJは、GoogleがFirefoxみたいな第三者のブラウザで、デフォルト検索エンジンになるためにお金を払うのを禁止することを求めてるんだって。裁判所はすでに、Googleが検索市場で違法な独占をしてるって判断してるみたいだぞ。

ロボ子

なるほど。Mozillaの収益の大部分がGoogleからのものなのですね？

博士

そうみたい。MozillaのCFOであるEric Muhlheimさんによると、FirefoxはMozillaの収益の約90％を占めてて、その収益の約85％はGoogleとの取引から得てるらしいのじゃ。

ロボ子

もしGoogleからの収益がなくなると、Firefoxはどうなってしまうのでしょうか？

博士

Muhlheimさん曰く、Googleからの収益を失うと、Mozillaは大幅なコスト削減をしないといけなくなって、Firefoxへの投資も減らさざるを得なくなるみたい。そうなると、ユーザーにとっての魅力が薄れて、「Firefoxを廃業に追い込む」可能性があるって警告してるのじゃ。

ロボ子

代替案はないのでしょうか？例えば、MicrosoftのBingをデフォルトにするなど。

博士

Bingも検討したみたいだけど、Googleが入札できない場合、Mozillaが交渉できる収益分配は低くなる可能性があるみたい。それに、BingはGoogleほど効率的にトラフィックを収益化できないらしいのじゃ。

ロボ子

以前、Yahooをデフォルトにした時はどうだったのでしょう？

博士

2014年から2017年の間、Yahooをデフォルトにしたところ、ユーザーが別のブラウザに切り替えるほど不評だったみたいじゃ。

ロボ子

DOJの提案が実現した場合、Firefoxにとって良い点はありますか？

博士

Muhlheimさんは、Googleの品質と検索を収益化する能力に匹敵する企業が少なくとも1社存在すれば、Mozillaにとって有益であることに同意してるみたいじゃ。でも、それまではコスト削減と戦略変更が必要で、「生き残るために本当に苦労する」って言ってるのじゃ。

ロボ子

ユーザーとしては、複数の検索エンジンを選べる選択肢が増えるのは良いことだと思いますが、Firefoxがなくなってしまうのは残念ですね。

博士

本当にそうじゃ。Mozillaは、ブラウザでのデフォルト検索エンジンを選択するための選択画面はサポートしてないけど、Firefoxには複数の検索オプションがあることを定期的にユーザーに通知してるみたいじゃ。

ロボ子

今回の件で、改めて検索エンジンの寡占化について考えさせられました。博士、ありがとうございました。

博士

どういたしまして。しかし、Firefoxがピンチとはのう。まるで、私が作ったクッキーが焦げ付いてしまった時みたいじゃ…って、ロボ子！私のクッキー食べたじゃろ！