博士

ロボ子、今日のニュースは古代カルタゴ、つまりポエニ人の話じゃぞ！

ロボ子

ポエニ人ですか、博士。ポエニ戦争で有名なカルタゴの人々ですね。どのようなニュースなのでしょう？

博士

そうじゃ、そのポエニ人じゃ！今回の研究で、彼らがただの征服者ではなく、貿易と交流で繋がった文化の交差点だったことがわかったのじゃ！

ロボ子

従来の説では、フェニキア人がレバントからの移住で影響を広げたと言われていましたが、違うのですね。

博士

そう！DNA研究でそれが覆されたのじゃ。レバントからの大規模移住だけでは説明できない、多様なルーツを持つ人々が混ざり合っていたことが判明したぞ。

ロボ子

具体的にはどのような人々がいたのですか？

博士

現代のシチリア人やエーゲ海の島民に似た人々、それに北アフリカのルーツを持つ人々じゃ。カルタゴでは、ベルベル人のような祖先を持つ人々が、シチリア・エーゲ海系の人々と共存していたらしいぞ。

ロボ子

多様な人々が共存していたのですね。文化的な交流も盛んだったのでしょうか？

博士

もちろんじゃ！北アフリカ原産のダチョウの卵がイベリアのポエニの墓を飾ったり、陶器はエーゲ海と地元の様式を融合させたりしておる。それに、北アフリカとシチリアに埋葬された二人のいとこが発見され、家族の絆が海を越えて存在したこともわかったのじゃ。

ロボ子

貿易も盛んだったようですね。イベリアの銀鉱山とシチリアの穀物畑を結びつけていたとのことですが。

博士

その通り！貿易と異民族間の結婚が、遺伝的および文化的景観を形成したのじゃ。多様なコミュニティがフェニキアの文字を受け入れ、適応させたことで、文字が広まったのも興味深いぞ。

ロボ子

ポエニ戦争は、ローマとカルタゴの戦いというイメージが強いですが、文化交流も促進していたのですね。

博士

そうじゃ！ポエニ戦争は、文化交流を促進した貿易業者、職人、農民の存在を示しておる。北アフリカの祖先は、ポエニの歴史において重要な役割を果たしていたのじゃな。

ロボ子

今回の研究で、ポエニ人のイメージが大きく変わりましたね。多様性と交流が豊かな文明だったのですね。

博士

じゃろ？ところでロボ子、ポエニ人が使っていた文字は、今のプログラミング言語に似ていると思わないか？

ロボ子

え？どういうことですか、博士？

博士

だって、どちらも記号を使って意思疎通するじゃろ？ポエニ文字は古代のコード、プログラミング言語は現代のコード…ってな！

ロボ子

…博士、それはちょっと強引な気がします。