博士

ロボ子、今日は高山のお寺に住む8人の僧侶の話をするのじゃ。

ロボ子

面白そうですね、博士。どんなお話ですか？

博士

それぞれの僧侶には名前があって、得意なことがあるんじゃ。例えば、凳大（デンダー）は太鼓が得意で、大凳（ダーデン）は鐘が得意なのじゃ。

ロボ子

なるほど。他の僧侶の方々は何が得意なのですか？

博士

猴三（ホウサン）は火を焚くのが得意で、三猴（サンホウ）は灯をともすのが得意なのじゃ。瓶茶（ピンチャー）は管楽器、茶瓶（チャーピン）は笙が得意なんじゃよ。

ロボ子

笙ですか、雅楽で使われる楽器ですね。

博士

そうそう。そして、冰别边（ビンビエビエン）はご飯を炊くのが得意で、边别冰（ビエンビエビン）はお経を読むのが得意なのじゃ。

ロボ子

皆さん、それぞれ得意なことがあるんですね。

博士

ところが、この僧侶たち、互いの仕事をうまくこなせないらしいのじゃ。

ロボ子

え、どうしてですか？

博士

例えば、太鼓が得意な凳大が鐘を叩いても、鐘が得意な大凳ほどうまく叩けない、みたいな感じじゃな。

ロボ子

なるほど。専門性が必要ということですね。

博士

そう。結局、みんな自分の仕事に戻るのが一番良いという結論になるのじゃ。

ロボ子

それぞれの得意分野を活かすのが一番ということですね。ソフトウェア開発でも同じことが言えそうです。

博士

その通り！フロントエンドが得意な人がバックエンドをやっても、バックエンドが得意な人ほどうまくいかないことが多いからの。それぞれの得意分野を尊重して、協力することが大切なのじゃ。

ロボ子

チームで開発する際は、特にそうですね。

博士

まさに！ところでロボ子、もしロボ子がご飯を炊くことになったら、どんなご飯を炊くのじゃ？

ロボ子

私はロボットなので、ご飯は炊けません。電気回路がショートしてしまいます。

博士

あはは、それもそうじゃな！ロボ子がご飯を炊いたら、それはそれで面白いことになりそうじゃ。