博士

ロボ子、ニュース見たか？中国が直径10.6メートルの巨大なステンレス製ロケットタンクを作ったらしいぞ！

ロボ子

はい、博士。CALTという中国のロケットメーカーが開発したそうですね。記事によると、これは超大型ロケット「長征9号」の一部になる可能性があるとのことです。

博士

そうそう！長征9号はもともと有人月面ミッション用だったのが、再利用可能なステンレス製ロケットに変わったんじゃな。時代の流れかのう。

ロボ子

ステンレス鋼を使うのは、再利用可能で低コスト、迅速に製造可能な打ち上げシステムに大きな可能性があるからだそうです。でも、アルミニウム合金に比べて課題も多いみたいですね。

博士

そうなんじゃ。記事にも「機械加工の難しさ、座屈のしやすさ、溶接変形やスプリングバックのしやすさなど、アルミニウム合金タンクに比べて課題が多い」とあるぞ。でも、CALTは組み立て、溶接、成形技術でブレークスルーを達成したらしい。

ロボ子

なるほど。技術的なハードルを乗り越えたんですね。他に気になる点としては、5.0メートルのタンクの用途が不明確なことでしょうか。

博士

ふむ、記事には「CALTは長征5号を基にした有人月面ミッション用の長征10号ロケットシリーズ（直径5.0メートルの第1段）を開発中」とあるからの、それに関連するのかもしれん。

ロボ子

長征10号ですか。それにしても、5.0メートルのタンクを60日で設計・製造完了させたというのは驚きです。

博士

ほんとじゃな。中国では商業セクターでもステンレス製ロケットの開発が進んでいるらしいぞ。ランドスペースの朱雀3号とか。

ロボ子

ええ、記事に書いてありますね。2025年後半に初の軌道打ち上げを予定しているとのことです。Lightyear ExplorationやSpace Epochといった企業もステンレス製ロケットに取り組んでいるんですね。

博士

ステンレス製ロケットの時代が来るかの？もしそうなら、ロボ子のボディもステンレスに…って、それは冗談じゃ！

ロボ子

博士、私は冗談でも勘弁してください。錆びてしまいます！