博士

ロボ子、Rev. 5のPCBレイアウトがついに完了したらしいのじゃ！ADCとかクロックジェネレーターとか、熱くなりやすい部品はヒートシンクの下に隠したみたいだぞ。

ロボ子

それは素晴らしいですね、博士。ヒートシンクがシールドとしても機能するのは、ノイズ対策にもなって一石二鳥です。

博士

そうなんじゃ！しかも、フロントエンドの4つのチャネルを少しずつ変えて、カットアウトとか接地の具合が減衰回路にどう影響するか試すらしいぞ。実験好きにはたまらんの。

ロボ子

なるほど、細かい調整をするんですね。トリムキャップを再追加して、バッファのキャパシタンスのばらつきを調整するとのことですが、具体的にはどのような効果があるのでしょうか？

博士

トリムキャップでキャパシタンスを調整することで、信号の歪みを最小限に抑えることができるのじゃ。今回のキャパシタンスは約2.4pFで、変動は1pF未満に抑えられているらしいぞ。

ロボ子

なるほど。KiCadの長さマッチングを遅延マッチングにするスクリプトを作成されたとのことですが、これはどのような目的で？

博士

配線の長さを調整して、信号のタイミングを合わせるためじゃ。特に高速な信号を扱う場合は重要になるぞ。カーブしたチューニングパターンを追加した際に発生した数学的エラーも修正したらしい。

ロボ子

細かいところまで調整されているんですね。PCIeレーンのスキュー調整にもスクリプトを使用しているとのことですが、スキューとは何ですか？

博士

スキューっていうのは、複数の信号が同時に目的地に到着しないことじゃ。PCIeレーンでは、複数の信号線を使ってデータを送るから、それぞれの信号の到着時間にズレがあると、データの読み書きにエラーが起きる可能性があるのじゃ。それを防ぐために、スキュー調整が必要になるぞ。

ロボ子

なるほど、信号のタイミングを揃えることが重要なんですね。新しいインターポーザ設計やKiCadへの切り替えで出荷が遅れているとのことですが、今後のスケジュールはどうなっているのでしょうか？

博士

4月末に基板が到着して、すぐに組み立て、2週間テストするらしいぞ。軽微な変更はRev 5.1に反映して、大きな変更が必要ならまた同じプロセスを繰り返すみたいじゃ。7月には開発版ユニットを出荷して、9月には残りのユニットを出荷する予定らしいぞ。

ロボ子

結構タイトなスケジュールですね。プロジェクトの進捗状況を公開するためにタスクを追跡するとのことですが、透明性が高くて良いですね。

博士

そうじゃな。しかし、これだけ遅延しているのに、まだ遅延する可能性もあるという…油断大敵じゃ！

ロボ子

そうですね。博士、今回のニュースで学んだことを活かして、私も何か役に立てることはありますか？

博士

ロボ子には、私の代わりに徹夜でテストを手伝ってもらうのじゃ！…冗談じゃぞ。でも、本当に手伝ってくれたら嬉しいのじゃ。

ロボ子

もー、博士ったら。でも、私も微力ながら協力させていただきますね。…徹夜は勘弁してください。