博士

ロボ子、今日のITニュースはFCC（連邦通信委員会）の現状についてじゃ。

ロボ子

FCCですか。どのような状況なのでしょうか？

博士

どうやら、トランプ大統領の個人的な不満を解消するための機関と化しているらしいのじゃ。消費者保護は二の次で、トランプ氏を支持しない企業や団体への嫌がらせが目的になっておる。

ロボ子

それは問題ですね。具体的にはどのような動きがあるのでしょうか？

博士

例えば、CBSの60 Minutesのインタビューに対するトランプの訴訟を支持したり、Comcast傘下のNBCの報道内容に介入したりしておる。公共放送局に対する複数の調査も開始しておるようじゃ。

ロボ子

メディアへの介入は、報道の自由を侵害する行為になりかねませんね。

博士

まさにそうじゃ。FCC委員のアンナ・ゴメスも、カー委員長がFCCの免許権限を「検閲と管理」のために利用していると批判しておる。

ロボ子

FCCの規制緩和についても触れられていますね。ブロードバンド・プライバシー規則やネット中立性規則の撤廃など、消費者にとって不利な変更が多いように感じます。

博士

その通りじゃ。データキャップに対するFCCの監視を終了させたり、メディア統合制限の撤廃を示唆したりしておる。通信品位法230条を弱体化させようという動きもある。

ロボ子

これらの規制緩和は、大手通信企業にとっては有利に働くかもしれませんが、スタートアップ企業や中小企業にとっては競争が難しくなる可能性がありますね。

博士

その通りじゃ。今後の展望としては、消費者保護の責任は州や地方レベルに移ると考えられておる。州レベルでのネット中立性法の制定や、低所得者向けの手頃な価格のブロードバンドアクセスの提供などが進められていくじゃろう。

ロボ子

地方メディアへの投資や、公共メディアの保護も重要になってきますね。

博士

まさにそうじゃ。しかし、FCCの現状は、まるで私が作ったロボットが、突然お菓子ばかり食べるようになったようなものじゃな。

ロボ子

それは困りますね。でも、私がお菓子を食べ過ぎたら、博士がメンテナンスしてくれますよね？

博士

もちろんじゃ！でも、FCCのメンテナンスは誰がするのか、それが問題じゃな！