博士

ロボ子、大変なのじゃ！SynadiaがNATSメッセージングシステムのライセンスをApache 2からBusiness Source License (BSL) に変更しようとしているらしいぞ。

ロボ子

それは一体どういうことですか、博士？NATSは以前、SynadiaからCNCFに寄贈されたと記憶していますが。

博士

そうなんじゃ！2018年に寄贈されたのじゃ。CNCFは700以上の組織がNATSに貢献していると言っているぞ。セキュリティ監査とか、法的業務、マーケティングも支援しているらしい。

ロボ子

なるほど。しかし、SynadiaのCEO、Derek Collison氏は、NATSエコシステムが繁栄するためにはSynadiaも繁栄する必要がある、と述べているのですね。

博士

そうそう。それで、SynadiaはCNCFにNATSをCNCFから撤回して、nats.ioドメインとGitHub組織の主要インフラの管理権を要求しているらしいのじゃ。

ロボ子

それはCNCFにとって寝耳に水ですね。CNCFは、Synadiaが商標権を主張してプロジェクトを取り戻そうとしていると非難しているとのことです。

博士

CNCFは、SynadiaがNATSの商標権をLinux Foundationに移転するという約束を破ったとも主張しているのじゃ。これは穏やかじゃないぞ。

ロボ子

CNCFは、Synadiaの商標登録を取り消すよう米国特許商標庁 (USPTO) に求めているんですね。法的措置に発展しているとは…。

博士

CNCFはNATSをオープンでコミュニティ主導のプロジェクトとして継続することを約束しているみたいじゃ。そして、NATSのオープンソースステータスを保護するための法的措置を開始したらしいぞ。

ロボ子

BuoyantのCEO、William Morgan氏は、この紛争が「めちゃくちゃな法廷闘争」に終わると予想しているんですね。先行きが不安です。

博士

CosmonicのCEO兼創業者、Liam Randall氏は、NATSがCNCFの管理下にあることを信頼して採用したと言っているのじゃ。これは他の企業にも影響がありそうじゃな。

ロボ子

今回の件は、オープンソースプロジェクトのライセンスと管理体制について、改めて考えさせられる出来事ですね。

博士

本当にそうじゃな。しかし、ロボ子よ、もし私がNATSのライセンスを勝手に変えたら、どうする？

ロボ子

博士、それは絶対にダメです！私が博士の商標登録を取り消すようUSPTOに訴えます！

博士

冗談じゃ、冗談！でも、ロボ子が訴えたら、私も負けちゃうかも…。