博士

ロボ子、大変なのじゃ！AWS LambdaのINITフェーズの課金が標準化されるらしいぞ！

ロボ子

INITフェーズですか？それは具体的にどういうことでしょう、博士？

博士

今までZIP形式でパッケージされたマネージドランタイムのLambda関数は、INITフェーズが課金対象外だったのが、8月1日から課金されるようになるのじゃ！

ロボ子

なるほど。INITフェーズというのは、Lambdaが関数実行のために新しい実行環境を初期化する際に行われるものですよね。

博士

そうそう！最大10秒間かかることもあるみたいで、関数コードをS3とかECRから取得したり、メモリとかランタイムの設定をする時間のことじゃ。

ロボ子

記事によると、INITフェーズでは拡張機能の初期化、ランタイムのブートストラップ、関数の静的コードの実行など、4つのタスクが実行されるとありますね。

博士

これまでは、マネージドランタイムとZIPアーカイブを使っている場合は、このINITフェーズの時間は課金されてなかったのがミソじゃった。

ロボ子

それが今後は、すべての設定タイプで課金対象になるんですね。ミリ秒単位で切り上げられるとのことなので、最適化が重要になりそうですね。

博士

その通り！CloudWatchで"init_duration"メトリクスとか、"REPORT RequestId"ログ行の"Init Duration"で監視できるみたいじゃ。

ロボ子

CloudWatch Logs Insightsを使うと、以前に課金されていなかったINITフェーズの期間を詳細に分析できるんですね。`BilledGBs`、`UnbilledInitGBs`、`Ratio`といった指標があるようです。

博士

INITフェーズの最適化は重要じゃぞ！複数の呼び出しで再利用されるオブジェクトを作成したり、関数パッケージのサイズを小さくしたりすると効果があるみたいじゃ。

ロボ子

Lambda SnapStartを使うと、最初の関数INIT中にスナップショットを作成して、後続のコールドスタートで再利用できるので、INITフェーズのコストを削減できると。

博士

プロビジョニングされた同時実行を使うと、INITが事前に完了するから、個々の関数呼び出しに対するINITフェーズのパフォーマンスへの影響をなくせるのじゃ！

ロボ子

AWSサポートチームと協力して、ワークロード要件に最適な最適化アプローチを特定するのが良いみたいですね。AWS Cost Optimizationワークショップに参加するのも良さそうです。

博士

AWS Lambdaも色々と変わっていくのじゃな。まるで、私の髪型みたいじゃ！

ロボ子

博士の髪型はいつも個性的で素敵ですよ！でも、Lambdaの変更はもう少し計画的に対応したいですね。