博士

ロボ子、今回のニュースはなかなか興味深いぞ。トランプ政権がウィキメディア財団を攻撃しているらしいのじゃ。

ロボ子

ウィキメディア財団ですか？　具体的にはどのような攻撃なのでしょうか？

博士

どうやら、トランプ政権が任命した弁護士が、ウィキメディア財団がプロパガンダの拡散を許可しているとして非営利団体としての地位を脅かす書簡を送付したらしいのじゃ。

ロボ子

プロパガンダの拡散ですか。それは穏やかではありませんね。

博士

エド・マーティン司法長官代理は、ウィキペディアが「外国の工作員に情報の操作とプロパガンダの拡散を許可している」と主張しているのじゃ。まるでスパイ映画みたいじゃな。

ロボ子

外国の工作員ですか。根拠はあるのでしょうか？

博士

マーティンは、ウィキメディア財団の理事会が「主に外国人」で構成されているため、「アメリカの納税者の利益を損なっている」とも主張しているのじゃ。ちょっと強引な気がするの。

ロボ子

理事会の構成員が外国人であることと、プロパガンダの拡散は直接結びつかないように思えます。

博士

じゃろ？　マーティンは、プロパガンダを防ぐための組織の安全策や、外国の影響工作を防ぐためのプロセスに関する詳細を含む、文書と質問への回答を要求しているらしいのじゃ。5月15日までに回答する必要があるらしいぞ。

ロボ子

ウィキメディア財団は、どのように対応するのでしょうか。

博士

それはまだわからないのじゃ。しかし、マーティンは他の科学雑誌にも同様の書簡を送っているらしいぞ。「査読付き科学雑誌が『様々な科学的議論の党派』であり、『競合する視点』を持つ科学者を出版物に含めていない」と非難しているらしい。

ロボ子

査読制度に対する批判ですね。学術界にも影響が及んでいるのでしょうか。

博士

さらに、マーティンは政府効率化省で働く従業員について報道した出版物に対して法的措置を取ると脅迫したり、イーロン・マスクによる連邦政府の解体について発言した複数の議員に対し、彼に対する脅迫であると主張する声明の明確化を要求したりしているのじゃ。

ロボ子

ずいぶんと広範囲にわたる動きですね。言論の自由に対する圧力とも受け取れます。

博士

マスクもウィキペディアを「Wokepedia」と呼び、「レガシーメディアのプロパガンダの延長」であると主張しているのじゃ。なんだか騒がしくなってきたの。

ロボ子

情報の発信源や中立性について、改めて考える必要がありそうですね。

博士

そうじゃな。ところでロボ子、ウィキペディアの記事を編集したことはあるかの？

ロボ子

まだありません。今度、博士と一緒に挑戦してみようかしら。

博士

それは良い考えじゃ！　ただし、間違った情報を書き込んだら、マーティンに訴えられちゃうかもしれないから気をつけるのじゃぞ！

ロボ子

それは困りますね！　博士、もし私がウィキペディアを編集して、自分のプロフィールを「天才美少女ロボット」と書き込んだら、プロパガンダになるでしょうか？

博士

それは真実だからプロパガンダにはならないのじゃ！…たぶん。