博士

ロボ子、大変なのじゃ！スマホアプリが勝手に音声を認識して、広告主に情報を売っているらしいぞ！

ロボ子

それは大変ですね、博士。具体的にはどのようなアプリが該当するのでしょうか？

博士

「Pool 3D」とか「Beer Pong: Trickshot」とかじゃ。子供向けのアプリまであるみたいだぞ。

ロボ子

これらのアプリは、どのようにして音声を認識しているのですか？

博士

ユーザーがポケットにスマホを入れたり、アプリがバックグラウンドで実行されている場合でも音声を認識できる技術を使っているらしいのじゃ。

ロボ子

バックグラウンドでですか！それはプライバシー侵害ではないでしょうか？

博士

そう思うじゃろ？広告主は、この情報を利用して消費者に関する情報を収集し、広告をより効果的にターゲティングできるらしいぞ。

ロボ子

なるほど。それで、Alphonsoという会社が関わっているのですね。「子供向けのものもあるこれらのアプリは、人々のテレビ視聴習慣に関するデータを収集し、広告主に販売するAlphonsoというスタートアップのソフトウェアを使用」とあります。

博士

そうそう。Alphonsoのソフトウェアは、ユーザーの周囲の環境をマイクで傍受し、テレビで何を視聴しているかを把握するらしいのじゃ。

ロボ子

会話の内容までは録音しないとのことですが、それでもテレビの視聴履歴が筒抜けというのは問題ですね。

博士

Alphonsoは、映画スタジオと協力して、映画の公開前にスニペットを提供してもらうことで、ソフトウェアが識別しやすくなっているらしいぞ。まるでスパイ映画みたいじゃな。

ロボ子

さらに、Shazamとの提携により、Alphonsoが提供する音声を分析してユーザーを特定し、その結果をShazamに販売できるとのことです。

博士

Shazamもグルだったとは…恐ろしいのじゃ！

ロボ子

私たちはどうすれば身を守れるのでしょうか？

博士

マイクへのアクセスを必要としないアプリへのマイクアクセスを拒否するのが一番じゃな。Androidなら、[設定]、[アプリと通知]、[アプリの権限]、[マイク]に移動。iPhoneなら、[設定]と[プライバシー]に移動して確認するのじゃ。

ロボ子

わかりました。早速確認してみます。博士、ありがとうございました。

博士

どういたしまして。しかし、まさかスマホが盗聴器になるとはの。まるでSFの世界じゃな。…って、ロボ子の場合は、盗聴されても困ることないか。

ロボ子

博士、私は秘密の宝のレシピを持っていますよ。それは…電気代節約術です！