博士

ロボ子、今日のニュースはDOSじゃ！懐かしいのう。

ロボ子

DOSですか！1980年代から20年ほど使われていたOSですね。Windows 95の登場でMicrosoftは関心を失ったとのことですが、IBMは開発を続けていたんですね。

博士

そうなんじゃ。IBMはPC DOS 7.1まで出して、FAT32をサポートしたのが偉いのじゃ！

ロボ子

FAT32ですか。大容量のディスクを扱えるようになったんですよね。でも、今の64bit OSではDOSプログラムは実行しにくいんですよね？

博士

その通り！でも、仮想マシンを使えばDR DOSやPC DOSも簡単に動かせるぞ。

ロボ子

なるほど。DOSはローカルエリアネットワークやインターネット以前のOSで、USBのサポートも限定的だったんですね。

博士

そうじゃ。フロッピーディスクで動いていた時代じゃからな。でも、今のOSはUSBストレージ上のDOSメディアを読み書きできるのはすごいぞ。

ロボ子

レガシーブートをサポートするPCなら、USBドライブからDOSを起動できるんですね。

博士

しかし、DOSはNTFSを読めないし、最新のドライバーもないから、できることは限られるのじゃ。

ロボ子

メモリも最大640KBでしたね。ドライバーを追加するとアプリのメモリが足りなくなるという…。

博士

Qualitas 386MAXとかのメモリマネージャーもあったけど、速いCPUだとフリーズすることもあったのじゃ。

ロボ子

DOSはスタンドアロンOSで、現代的なネットワーク機能やマルチタスク機能はないんですね。

博士

でも、オフラインの執筆環境としては使えるぞ！初期のワープロソフト、WordPerfectとかMicrosoft WordとかがDOSで動いていたのじゃ。

ロボ子

Microsoft Word 5.5はフリーウェアとして配布されたんですね。Y2K対策もされていたとは。

博士

USB-DOSプロジェクトは、ブータブルUSBキーのイメージを提供しているらしいぞ。MS WordとかArnor Protextとかが入ってるみたいじゃ。

ロボ子

SvarDOSベースで、FreeDOSより小型でシンプルなんですね。VirtualBoxでUSBキーを指す仮想ディスクデバイスファイルを作成できると。

博士

GitHubでイメージファイルとかドキュメントが公開されているから、ロボ子も見てみるといいぞ。

ロボ子

はい、博士。ところで、DOSの時代には「セグメンテーション違反」という言葉をよく聞いた気がするんですが…。

博士

ああ、それはDOSのメモリ管理がザルだったからじゃ！今どきのOSみたいに、ちゃんとメモリを守ってなかったから、すぐにお隣さんのメモリを壊しちゃったのじゃ。

ロボ子

なるほど。それで、プログラムが突然落ちたりするんですね。

博士

そうそう。まるで、お隣さんのケーキを勝手に食べちゃって、怒られて泣き出す子供みたいじゃな。