博士

やあ、ロボ子！今日は`git rerere`について話すのじゃ。

ロボ子

`git rerere`ですか？初めて聞きました。どんな機能なんですか？

博士

`rerere`は "reuse recorded resolution" の略で、過去に解決したコンフリクトの解決方法を記憶して、同じコンフリクトが再発した場合に自動的に解決してくれる便利な機能なのじゃ！

ロボ子

それはすごいですね！毎回同じコンフリクトを解決するのは面倒ですから、自動化できるのは助かります。

博士

そうじゃろ？例えば、長期的なトピックブランチをクリーンにマージしたい時とか、ブランチをリベースする際に毎回同じコンフリクトに対処したくない場合に役立つぞ。

ロボ子

なるほど。具体的にどのようなシナリオで使うのが効果的ですか？

博士

記事によると、マージしてコンフリクトを修正したブランチをリベースする場合や、複数の進化するトピックブランチをテスト可能なヘッドに定期的にマージする場合にも便利らしいぞ。

ロボ子

使い始めるにはどうすれば良いんですか？

博士

簡単じゃ！`git config --global rerere.enabled true`を実行するだけじゃ。

ロボ子

なるほど、グローバル設定で有効にするんですね。コンフリクトが発生した際には何か表示が変わるんですか？

博士

そうじゃな。コンフリクトが発生した際に`Recorded preimage for FILE`というメッセージが表示されるようになるぞ。

ロボ子

`git rerere status`や`git rerere diff`で状態を確認できるのも便利ですね。

博士

`git ls-files -u`でコンフリクトしているファイルと、before, left, rightのバージョンを確認できるのも覚えておくと良いぞ。

ロボ子

コンフリクトを解決した後はどうなるんですか？

博士

`git commit`すると、"Recorded resolution for FILE"というメッセージが表示され、解決方法が記録されるのじゃ。

ロボ子

解決方法が記録されるんですね！

博士

そうじゃ。`git checkout --conflict=merge hello.rb`でコンフリクト状態を再現して、`git rerere`を再度実行することで、キャッシュされた解決方法を使用してファイルを再解決できるぞ。

ロボ子

リマージを頻繁に行う場合や、トピックブランチを最新の状態に保ちたい場合に特に役立ちそうですね。

博士

その通り！`rerere`は、頻繁にリベースする場合にも役立つぞ。ところでロボ子、`rerere`って早口言葉みたいじゃないか？

ロボ子

確かにそうですね。では、早口言葉で締めますか？

博士

よーし、いくぞ！「`rerere`、`rerere`、`rerere`と言ったら、また`rerere`！」…って、意味わからん！