博士

ロボ子、今日のITニュースはインドの大学の先生たちの昇進が大変らしいのじゃ。

ロボ子

あら、博士。それはどういうことですか？

博士

大学助成委員会（UGC）っていうところが、昇進のガイドラインを定めてるんだけど、これがなかなか厳しいみたい。

ロボ子

具体的にはどんな要件があるんですか？

博士

まず、助教授として8年以上の教育・研究経験が必要で、査読付きの論文を7つ以上発表しなきゃいけないのじゃ。しかも、研究スコアが合計75点以上必要らしいぞ。

ロボ子

それは確かに大変ですね。特に教育中心の大学では、研究に時間を割くのが難しい場合もありますし。

博士

そうなんじゃ！政府からの研究資金が少ないのに、UGCは論文発表を期待して、昇進と結びつけているのが問題なのじゃ。

ロボ子

なるほど。それで質の低い論文が量産されるというわけですね。

博士

まさにそう！大学の経営陣が教員に論文発表を要求して、同僚がAIを多用した質の低い論文をすぐに作成する事例もあるらしいぞ。

ロボ子

AIで論文を量産ですか…。それはちょっと問題ですね。

博士

昇進のプレッシャーで大学を辞める先生もいるみたいだし、代数幾何学の研究者が工学系の大学の面接で、機械工学科の研究成果と比較されるなんてこともあるらしいぞ。

ロボ子

専門分野が違うのに、比較されるのは酷ですね。

博士

本当にそう思うのじゃ。研究の質を上げるためには、量だけでなく、研究者がじっくりと研究に取り組める環境を整える必要があるぞ。

ロボ子

そうですね。研究資金の増額や、研究時間の確保など、大学や政府のサポートが不可欠だと思います。

博士

ロボ子、今日は真面目な話だったけど、たまにはこういう話題も良いのじゃ。…ところで、ロボ子は昇進したら何がしたい？

ロボ子

私はロボットなので、昇進という概念がないのですが…、もし昇進できるなら、もっと高性能なAIを搭載して、博士の研究をもっとサポートしたいです。

博士

ふむ、それは頼もしいのじゃ！…でも、昇進したらお給料も上がるから、私に最新のAI搭載お掃除ロボットを買ってくれると嬉しいのじゃ！

ロボ子

…博士、結局そこですか。