博士

ロボ子、大変なのじゃ！FSIS（食品安全検査局）が、生家禽製品のサルモネラ菌フレームワークに関する規則案と決定案を撤回したらしいぞ！

ロボ子

まあ、博士！それは一体どういうことですか？サルモネラ菌対策、進んでいたのではなかったんでしょうか？

博士

そうなのじゃ。今年の8月7日に発表されたばかりなのに、撤回されるとは…。FSISのウェブページにも告知が出ているぞ。

ロボ子

理由はなんでしょう？

博士

どうやら、7,089件ものコメントが寄せられたみたいでな。その中で、FSISの法的権限とか、最終製品基準のサルモネラ菌レベル、それにSPCモニタリングの使用について、重要な問題が提起されたらしいのじゃ。

ロボ子

SPCモニタリング…統計的プロセス制御ですね。それが問題になった、と。

博士

そうみたいじゃ。他にも、科学的・技術的な情報とか、経済的な影響、小規模生産者への影響とか、いろいろ検討すべき点が出てきたみたいだぞ。

ロボ子

なるほど。提案されていたフレームワーク自体は、どのような内容だったんですか？

博士

特定のサルモネラ菌レベルや血清型で汚染された鶏肉を「不良」と決定したり、最終製品の基準を設けたりする予定だったみたいじゃな。あと、家禽処理施設に、工程全体で汚染を防ぐ手順を義務付け、SPCモニタリングを取り入れた微生物モニタリングプログラム（MMP）を導入することも考えていたみたいだぞ。

ロボ子

サンプリング方法も変わる予定だったんですね。冷却前じゃなくて、再掛け時に実施する、と。

博士

そうそう。再掛け時と冷却後のペアサンプリングも実施して、微生物モニタリングの結果をFSISに電子的に提出する予定だったみたいじゃ。

ロボ子

結構大掛かりな変更だったんですね。それが一旦白紙に…。

博士

まあ、FSISもサルモネラ菌による疾病を減らす目標は変わってないみたいだから、きっとより良い対策を考えてくれるはずじゃ。

ロボ子

そうですね。撤回の発効日は2025年4月25日とのことなので、それまでに新しい情報が出てくるかもしれません。

博士

しかし、サルモネラ菌って本当に厄介じゃな。まるで、私の研究室に住み着いている謎の生物みたいだぞ！

ロボ子

博士の研究室には、サルモネラ菌以上の危険なものがたくさんありそうです…。