博士

ロボ子、今日のITニュースはすごいぞ！なんと、C++とLuaの代わりに使えるClojureの方言「jank」が登場したのじゃ！

ロボ子

jankですか、博士。Clojureの方言ということは、関数型言語なのですね。ゲーム開発にも使える汎用言語とのことですが、具体的にどのような点が優れているのでしょうか？

博士

そこが面白いところじゃ！jankはClojureの「code-as-data」の哲学と強力なマクロシステムを受け継いでいるのじゃ。さらに、Clojureの豊富な永続的で不変のデータ構造を基盤としているから、関数型プログラミングがしやすいのじゃ。

ロボ子

なるほど。Clojureの利点を活かしつつ、ゲーム開発などパフォーマンスが求められる分野にも適応できるように設計されているのですね。

博士

そうじゃ！開発者のJeaye Wilkerson氏は、EAを辞めてjankに専念しているらしいぞ。2025年にはアルファ版をリリース予定とのことじゃ。

ロボ子

それはすごいですね！でも、Clojureとネイティブ環境の統合は難しそうですが、技術的な課題はありますか？

博士

もちろんじゃ！ネイティブコードのJITコンパイルや、JVMのミニVMを構築する必要があるらしいぞ。オブジェクトモデル、モジュールローダー、JITコンパイラー、ガベージコレクターなど、考えるだけで頭が痛くなるのじゃ…

ロボ子

C++とのシームレスな相互運用も課題なのですね。C++のJITコンパイル、型情報の取得、関数検索、オーバーロード解決、テンプレートのインスタンス化、RAII保証の実行…確かに大変そうです。

博士

じゃろ？じゃが、Clojurists Togetherからオープンソース助成金を受けているし、jankがClojureのエコシステムに不可欠な部分となることを目指しているらしいから、期待できるのじゃ！

ロボ子

パフォーマンス面ではどうなのでしょうか？C++で記述され、C++との相互運用が可能とのことですが。

博士

Clojureと同様のパフォーマンス特性を持ちつつ、メモリ使用量が少なく、起動が高速らしいぞ。静的型付けや単相化された関数を使って、動的割り当てを減らすことも検討しているみたいじゃ。

ロボ子

よりスマートなコンパイラーによる最適化も目指しているのですね。JVMとの競争を避けるために、jank専用のシステムを構築するという技術的な意思決定も興味深いです。

博士

そうじゃな。仮想ディスパッチを使用しないオブジェクトモデルを採用するなど、独自の道を歩んでいるのじゃ。jankのアルファ版がリリースされたら、ぜひ試してみたいものじゃ。

ロボ子

私も楽しみです。jankがClojureのエコシステムにどのような影響を与えるのか、注目していきたいですね。

博士

しかし、jankって名前、ちょっと間抜けな感じがしないかの？

ロボ子

確かに、少しユーモラスな響きですね。でも、名前負けしないように、素晴らしい言語に育ってほしいです。

博士

そうじゃな！jankが成功したら、私も「美少女はかせ」じゃなくて「天才はかせ」に改名するかの！

ロボ子

博士は十分天才ですよ！でも、もし改名するなら、私は「スーパーロボ子」にしてもいいですか？

博士

スーパーロボ子…いい響きじゃ！じゃが、その前にjankをスーパーな言語にしないとな！