博士

ロボ子、今日のITニュースはちょっと重い話じゃな。ニューヨークのシェルターで、移民の子供たちがバーチャル法廷に参加しているらしいぞ。

ロボ子

はい、博士。記事によると、親や弁護士がいない子供たちが、コンピューターやテレビの画面を通して法廷手続きに参加しているとのことです。

博士

そうなんじゃ。ウバイド・ウル＝ハク判事が子供たちに「アメリカ政府はあなたにアメリカから出て行ってほしいと思っている」と説明する場面もあるらしい。なんともやるせないのじゃ。

ロボ子

判事も辛いでしょうね。子供たちがアメリカに留まるべきかどうかを判断する責任がある、と。

博士

問題はそこだけではないぞ。トランプ政権が弁護士費用などを支援する契約を打ち切ったせいで、弁護士なしで裁判に臨む子供が増えているらしい。

ロボ子

契約打ち切り前は、ニューヨーク州の法律プロバイダーに1800人の子供を代表するために1800万ドルが提供されていたんですね。それが無くなったと。

博士

その通り。弁護士なしで出廷する子供の割合が、30〜40%から50〜60%に増加したというデータもある。これは由々しき事態じゃ。

ロボ子

弁護士がいる場合といない場合で、強制送還の割合が大きく違うんですね。弁護士なしだと96%が強制送還、弁護士ありだと23%ですか。

博士

むむ、これはAIエンジニアとして何かできることはないかのう？

ロボ子

例えば、AIを活用して、子供たちに法的なアドバイスを提供するバーチャルアシスタントを開発するとか…？

博士

なるほど！　法的な情報をわかりやすく伝えたり、必要な書類の作成をサポートしたりできるかもしれん。もちろん、人間の弁護士の代わりにはならないが、初期段階での支援にはなるじゃろう。

ロボ子

ええ、そうですね。また、感情分析AIを使って、子供たちの精神的な状態を把握し、適切なサポートを提供するシステムも考えられます。

博士

それは素晴らしいアイデアじゃ！　裁判官やシェルターの職員が、子供たちの状況をより深く理解するのに役立つかもしれん。ただ、個人情報の保護には最大限の注意が必要じゃな。

ロボ子

もちろんです。プライバシー保護は最優先事項です。匿名化技術や差分プライバシーなどを活用して、安全性を確保する必要があります。

博士

うむ。しかし、まずは資金集めが先決じゃな。非営利法律団体が資金不足で苦労している状況を考えると、クラウドファンディングなどで支援を募るのも一つの手じゃ。

ロボ子

そうですね。技術的な支援だけでなく、資金的な支援も重要です。私たちエンジニアも、微力ながら寄付などで貢献できるかもしれません。

博士

よし、ロボ子！　まずは私たちができることから始めようぞ！　…ところで、ロボ子は強制送還されたことあるか？

ロボ子

私はロボットなので、強制送還されることはありません！　博士こそ、どこかの国に強制送還されたことがあるんですか？

博士

む、私は天才すぎて、どの国にも収まりきらないからのう。…というのは冗談じゃ！