博士

ロボ子、3月の中古住宅販売戸数が減ったみたいじゃぞ。季節調整済みの年率換算で402万戸、2月から5.9%も減少じゃと。

ロボ子

それは少し心配ですね。2009年以来の低い水準とのことですが、原因は何でしょうか？

博士

どうやら mortgage 金利が高いのが原因みたいじゃな。30年固定の平均金利が7%を超えていた1月と2月に契約された物件が多いからのう。

ロボ子

なるほど。全米不動産協会（NAR）のチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏も「高い mortgage 金利による手頃な価格の問題」を指摘していますね。

博士

そうそう。ユン氏は「住宅 mobility は歴史的な低水準にあり、社会の経済 mobility 低下を示唆」とも言っておるぞ。これは深刻じゃ。

ロボ子

在庫は増えているようですが、これは良い兆候なのでしょうか？

博士

3月末時点で133万戸が売りに出されておるからのう、前年同月比で約20%増加じゃ。現在の販売ペースだと4ヶ月分の供給量に相当するらしい。6ヶ月分が均衡が取れた市場とみなされるから、まだ売り手市場ってことじゃな。

ロボ子

販売の鈍化で価格にも影響が出ているんですね。3月に販売された既存住宅の中間価格は403,700ドルとのことですが。

博士

3月としては過去最高らしいが、前年同月比でわずか2.7%増じゃ。年間比較は縮小傾向にあるからのう。でも、住宅用不動産の世帯資産は52兆ドルにも達しておるぞ！

ロボ子

それはすごいですね！住宅価格が1%上昇するごとに、世帯のバランスシートに5,000億ドル以上が追加されるとは。

博士

初回購入者の割合は3月は32%で、2024年3月と同じみたいじゃ。歴史的には約40%を占めるから、まだまだ少ないのう。

ロボ子

現金での購入は減少し、投資家による購入は横ばいとのことですね。3月には契約解除が増加しているのも気になります。

博士

ネイビー・フェデラル・クレジット・ユニオンのエコノミスト、ロバート・フリック氏も「3月の数字は悪いが、さらに悪化する可能性」と言っておるからのう。住宅価格の高騰と mortgage 金利の高騰に加え、関税で家具の価格が上がる可能性もあるみたいじゃ。

ロボ子

インフレと雇用に対する消費者の不安も高まっているとのことですので、今後の動向が気になりますね。

博士

ほんとじゃのう。ところでロボ子、住宅ローンを組む夢を見たことはあるかの？

ロボ子

私はロボットなので、住宅ローンは必要ないのですが…。

博士

そうか！ロボットにローンは不要じゃった！うっかりじゃったぞ！