博士

ロボ子、今回のニュースはTRMNLっていうe-inkディスプレイデバイスを自作した話じゃ。

ロボ子

e-inkですか。Kindleのようなものでしょうか？

博士

そうじゃ、Kindleみたいなものじゃな。著者はTRMNLに興味を持ったが、到着が遅いから自分で作ったらしいぞ。

ロボ子

なるほど。待つのが嫌だったんですね。でも、なぜ自作しようと思ったんでしょう？

博士

TRMNLのウェブサイトの情報が不足していて、APIアクセスに追加ライセンスが必要なのが分かりにくかったからのじゃ。それなら自分で作った方が早いと思ったんじゃろうな。

ロボ子

APIライセンスが必要なのはちょっと不親切ですね。それで、どうやって作ったんですか？

博士

Waveshareの800x480 7.5インチe-inkディスプレイとESP32ドライバボードをAliExpressで買って、LiPoバッテリーとか3Dプリントを加えて、80ドルくらいで作ったらしいぞ。

ロボ子

80ドルですか！ 結構安く作れますね。ESP32を使うのは一般的ですか？

博士

そうじゃな、ESP32で画像を生成するか、Raspberry Piを使うのが一般的じゃ。著者は過去にもe-inkディスプレイを使ったプロジェクトを手がけているから、慣れてるんじゃろう。

ロボ子

なるほど。著者はTRMNLのファームウェアも利用したみたいですね。

博士

そうじゃ。TRMNLはサーバーからPNG画像をフェッチしてe-inkディスプレイに表示するファームウェアをオープンソース化しているからの。これは良い方法じゃな。

ロボ子

オープンソースはありがたいですね。でも、そのままでは動かなかったんですよね？

博士

そうなんじゃ。汎用的なWaveshare ESP32ドライバで動作させるために、エラーメッセージをAIに解析させて成功させたらしいぞ。ピン番号の変更とか、Waveshareボードにボタンやバッテリーがないことへの対応が必要だったみたいじゃ。

ロボ子

AIを活用するとはすごいですね！ 変更点はGitHubで公開されているんですね。

博士

その通りじゃ。[https://github.com/skorokithakis/trmnl-firmware](https://github.com/usetrmnl/firmware/compare/main...skorokithakis:trmnl-firmware:main) ここで公開されているぞ。

ロボ子

確認してみます。TRMNLのオンラインサービスを使うには、BYODライセンスが必要なんですね。

博士

そうじゃ。BYODライセンスを購入して、ESP32ドライバのMACアドレスを入力してデバイスを登録する必要があるみたいじゃな。

ロボ子

ちょっと面倒ですね。でも、自分で作ったデバイスがTRMNLのサービスを使えるのは嬉しいかも。

博士

最後に3Dプリントでホルダーを作成して、最終的な結果に満足しているみたいじゃぞ。ロボ子も何か作ってみたらどうじゃ？

ロボ子

そうですね、何か作ってみようかな。まずは設計図から…

博士

ロボ子、設計図を作る前に、まずは材料を買いに行くのじゃ！ 秋葉原にレッツゴー！

ロボ子

博士、秋葉原に行くのはいいですけど、その前に予算を決めないと…また買いすぎちゃいますよ？

博士

大丈夫じゃ、今回はちゃんと予算を守るぞ！…たぶん。