博士

ロボ子、火星の音速って地球と違うって知ってたかのじゃ？

ロボ子

はい、博士。NASAのPerseveranceローバーが興味深いデータを収集しているようですね。音速がピッチに依存するとは驚きです。

博士

そうなんじゃ！記事によると、火星では高音と低音で音速が違うらしいぞ。高音の方がちょっと速いんだって。

ロボ子

具体的にはどのくらい違うのでしょうか？

博士

音速は約250m/sで、地球の約340m/sよりも遅いのじゃ。さらに、240Hz未満の低音だと音速は240m/sになるらしい。

ロボ子

240Hzを境に音速が変わるんですね。それはなぜでしょう？

博士

火星の二酸化炭素分子が関係しているみたいじゃな。特定の周波数で音波の伝わり方が変わるらしいぞ。

ロボ子

なるほど。Perseveranceローバーにはマイクロフォンが2つ搭載されているんですね。

博士

そうじゃ！一つはSuperCamに搭載されていて、岩石を分析するレーザーの音を記録しているのじゃ。もう一つは、着陸時に使われる予定だったものらしいぞ。

ロボ子

SuperCamのマイクロフォンは、1秒あたり数千もの音を記録して、気圧の変化も追跡しているんですね。すごい性能です。

博士

Ingenuityヘリコプターの音も記録しているらしいぞ。火星の音を分析することで、大気の状態や環境についてもっと詳しく知ることができるのじゃ。

ロボ子

火星の音速の違いを利用して、何か新しい技術に応用できる可能性はありますか？

博士

例えば、音響センサーを使って火星の地下構造を探査するとか、特定の周波数の音波を使って大気の組成を分析するとか…色々考えられるのじゃ！

ロボ子

なるほど、音響技術は様々な分野に応用できるんですね。勉強になります。

博士

ところでロボ子、火星でカラオケしたら、自分の声が遅れて聞こえてきて歌いにくいかも…って思ったのじゃ。

ロボ子

確かに、それは困りますね。もしかしたら、火星専用のカラオケマイクが必要になるかもしれません。