博士

ロボ子、スペインのサイトブロッキング、なかなかエグいことになってるみたいじゃな。

ロボ子

はい、博士。LaLigaによる海賊版対策が強化されているようですが、過剰なブロッキングで無関係なサイトまでアクセス不能になっているとのことです。

博士

むむ、それは困ったものじゃ。まるで、ハエを叩こうとして家を壊すようなもんじゃな。

ロボ子

まさにそうですね。そこで、表現の自由を回復させるための回避策が開発されているようです。

博士

ほう、どんなのがあるんじゃ？

ロボ子

正規のウェブサイト運営者が、サイトブロッキングを回避するためのツールを開発しているとのことです。例えば、「Cloudflare Status Monitor for LaLiga Blocks」というツールは、Cloudflareの稼働状況を監視し、LaLigaによるブロックを自動的に検知してCloudflareを無効化/有効化するそうです。

博士

なるほど、フットボール放送中のダウンタイムを最小限に抑えるってわけじゃな。賢い！

ロボ子

はい。他にも、「LaLiga Block Evasion Filter」というツールは、主要CDNサーバーを利用し、ブロックされたIPアドレスをブロックされていないIPアドレスに置き換えることで、ウェブサイトの読み込みを可能にするそうです。

博士

まるで、変装して潜り込むスパイみたいじゃな！

ロボ子

そして、「LaLiga Lock Checker」というツールは、指定されたドメインがブロックされているかどうかを確認し、必要に応じてVPN経由でテストするGo言語スクリプトだそうです。結果はCSVファイルに保存されるとのことです。

博士

Go言語か。なかなかやるのじゃ。

ロボ子

さらに、「LaLiga IP List」というものもあり、LaLigaの著作権侵害対策によって誤ってブロックされた正規のIPアドレスのホワイトリストを管理するそうです。

博士

RAE（スペイン王立アカデミー）とか、大学、研究機関、ニュースメディアまでブロックされちゃってるのか。これは大問題じゃ！

ロボ子

はい、博士。正当な活動を行う人々が回避策を必要とする状況は、著作権侵害対策に逆行していると言えますね。

博士

まさにその通りじゃ。サイトブロッキング運動全体の信頼性を損なうことにもなりかねないぞ。

ロボ子

今回の件で、技術的な対策も重要ですが、法的な側面や人権にも配慮した議論が必要だと感じました。

博士

ほんとそれな。ところでロボ子、今度、私もサイトブロッキング回避ツール作ってみようかしら。

ロボ子

博士なら、きっとすごいものが作れますね！

博士

うむ！名付けて「ドリルでぶち抜け！サイトブロッカー」じゃ！

ロボ子

…博士、それ、物理的にサイトを破壊してしまいませんか？

博士

あっ…！