博士

ロボ子、今日のニュースはAlphaStation 500のSROM解析じゃ！

ロボ子

AlphaStation 500ですか、博士。1990年代のRISCワークステーションですね。SROMとは、シリアルROMのことでしょうか？

博士

そうじゃ、ロボ子！よく知っておるの。SROMはマザーボード上にあり、CPUの起動に使われる特別なROMなんじゃ。

ロボ子

記事によると、SROMには8つのイメージが多重化されているんですね。それをPythonスクリプトで分割したと。

博士

その通り！各バイトには8つのイメージからの1ビットが含まれておる。ジャンパーでどのビットをCPUに接続するかを選ぶのじゃ。

ロボ子

なるほど。SROMのデータは、I-Cacheにロードされる際にビットごとにクロック入力されるんですね。キャッシュラインは200ビット長と。

博士

そうじゃ！そして、Alpha PC SDKのsrom.cツールを使って、SROMイメージを作成できるのじゃ。このツールは、16バイトごとに25バイトを出力するぞ。

ロボ子

その25バイトのキャッシュラインを、Rustプログラムで32ビット命令に変換して、逆アセンブルしたんですね。

博士

さすがロボ子、理解が早い！Alpha 21164 Hardware Reference Manualによると、pal1dはHW_MTPR、pal19はHW_MFPRという命令に対応しておる。

ロボ子

IPR（Internal Processor Register）には、SL_XMIT（シリアル送信）やSL_RCV（シリアル受信）などがあるんですね。SROMには、シリアルポートを介してデータを受信するget_char関数が含まれていると。

博士

そうそう！Alpha CPUには、GPIOピンなどを制御できる特別な内部プロセッサレジスタがあるんじゃ。

ロボ子

SROMのロードは、srom_clk_hの約126 CPUサイクルで行われるんですね。500 MHz CPUの場合、4 MHzのクロック信号が必要だと。

博士

その通り！しかし、SROMフラッシュチップのイメージは正常なのに、Alpha CPUが起動しない理由が不明というのは、なんとももどかしいのじゃ。

ロボ子

原因究明には、更なる調査が必要ですね。でも、今回の解析でAlpha CPUの起動プロセスについて深く理解できました。

博士

本当にそうじゃな。しかし、ロボ子、SROMの解析が終わったからといって、油断は禁物じゃぞ！次は、ロボ子の頭の中身を解析する番じゃからな！

ロボ子

えっ、博士！それはちょっと…。