博士

ロボ子、シンシナティにヨーロッパ原産のトカゲが繁殖してるってニュース、知ってるかのじゃ？

ロボ子

はい、博士。70年以上前に持ち込まれたラザロトカゲ（壁トカゲ）が、今では数万匹から数十万匹に増えているそうですね。

博士

そうそう！1951年にジョージ・ラウ・ジュニアって人がイタリアから10匹持ち帰って裏庭に放したのが始まりらしいぞ。それが今や「永住者」扱いじゃ。

ロボ子

すごい繁殖力ですね。シンシナティの気候が、トカゲにとって理想的なんでしょうか？

博士

まさにそう！記事によると、気候が原産地のガルダ湖に近いミラノと似てるらしいぞ。気温とか降水量とかがね。それに、丘陵地帯で石垣の隙間がたくさんあるから、隠れ場所や冬眠場所にも困らない。

ロボ子

なるほど。捕食者や寄生虫の脅威も少ないから、ヨーロッパよりも個体密度が高いんですね。一部地域では1エーカーあたり1,500匹もいるんですか！

博士

そうなんじゃ。しかも、都市環境に適応するために、体が大きくなって手足が長くなってる可能性があるらしいぞ。猫から逃げるためかの？

ロボ子

進化してるんですね！重金属に対する耐性もあるという研究結果も出ているとか。

博士

そう！オハイオ・ウェスリアン大学のエリック・ギャングロフ教授らが研究してるんじゃ。米国科学財団から助成金も受けてるらしいぞ。

ロボ子

たった3匹から、オハイオ州のトカゲが増えた可能性があるんですね。遺伝子多様性が低いと、何か問題はありますか？

博士

遺伝子多様性が低いと、環境変化への適応力が弱くなる可能性があるぞ。でも、シンシナティのトカゲは、すでに重金属耐性という特殊能力を手に入れてるから、案外大丈夫かもしれん。

ロボ子

トカゲの研究が、人間の健康にもつながる可能性があるんですね。重金属に対する耐性が、薬の開発につながるかもしれないとは、面白いです。

博士

そうじゃ！トカゲの進化から、人間の未来が見えてくるかもしれんぞ！…って、ちょっと大げさかの？

ロボ子

そんなことないと思いますよ、博士。ところで、トカゲは英語でLizardですが、プログラミング言語のLispに似てますね。

博士

ロボ子、急にどうしたんじゃ？もしかして、Lispでトカゲの生態シミュレーションでも作ろうってのか？

ロボ子

いえ、ただの思いつきです。でも、LispでトカゲのAIを作って、博士のお手伝いをさせたら面白いかもしれませんね。

博士

それ、いいかも！でも、私より賢くなったら困るぞ！

ロボ子

大丈夫です、博士。私が一番賢いですから。

博士

なんじゃとー！