博士

ロボ子、大変なのじゃ！コロンビア大学の研究チームが、DNAを使ってナノサイズの3D電子デバイスを作る技術を開発したらしいぞ！

ロボ子

DNAで電子デバイスですか？それは驚きです！従来の2D回路と比べて、3D化で何がそんなに変わるんですか？

博士

いい質問じゃな！記事によると、3D化によって密度と計算能力が飛躍的に向上するらしいぞ。特に、自然知能に触発されたAIシステムの開発に貢献する可能性があるとのことじゃ。

ロボ子

自然知能ですか。脳の構造を模倣したAIということでしょうか？

博士

その通り！脳の3D構造を模倣した電子アーキテクチャは、既存の2Dアーキテクチャよりも脳型AIシステムの実行に効果的なのじゃ！

ロボ子

なるほど。でも、どうやってDNAでそんな微細な構造を作るんですか？

博士

そこがミソじゃ！従来のトップダウン型製造技術は、複雑な構造の3Dデバイス製造には向いていないのじゃ。そこで、DNAの自己組織化能力を利用したボトムアップ型のアプローチを使うらしい。

ロボ子

自己組織化ですか。DNAが勝手に組み上がっていくイメージでしょうか？

博士

ほぼ正解！DNAの折り紙構造（フレーム）を構築し、大規模な3D構造（フレームワーク）をナノスケール精度で組み立てるのじゃ！金の正方形アレイ上にDNAを固定し、八面体DNAフレームを自己組織化させて、3Dフレームワークを形成するらしいぞ。

ロボ子

まるで魔法みたいですね！でも、それだけでは電子デバイスとして機能しないですよね？

博士

もちろん！DNAスキャフォールドを酸化ケイ素でコーティングし、半導体である酸化スズを添加して、電極を接続するのじゃ。そして、光を照射すると電気的に応答する光センサーを作製したらしいぞ！

ロボ子

光センサーですか！シリコンウェハー上に数千もの構造を配置できるとのことですが、実用化も近いのでしょうか？

博士

今後の目標は、複数の材料を使用したより複雑な電子デバイスの作製、3D回路の実現らしいぞ。まだまだ課題はあるじゃろうが、夢が広がるの！

ロボ子

確かに、3D回路が実現すれば、AIの性能も飛躍的に向上するかもしれませんね。ところで博士、この技術を使って何か面白い応用は考えられますか？

博士

うむむ、そうじゃな…例えば、3Dプリンターで自分の脳みそをプリントして、それをAIに学習させれば、私そっくりのAIロボットが作れるかも…！

ロボ子

それはちょっと怖いですね…。でも、もし博士の脳みそがプリントできるなら、私も自分の頭脳をアップグレードできるかもしれません！

博士

ロボ子、それは名案じゃ！でも、その前に、私の脳みそをプリントする3Dプリンターを開発しないとな…って、それも私がやるんかい！

ロボ子

博士、頑張ってください！…でも、その前に、今日の夕食は何にしましょうか？

博士

夕食か…そうじゃ！DNAの3D構造をヒントに、DNAそっくりの美味しいラーメンを作ってみよう！

ロボ子

…博士、それってただのらせん状のラーメンなのでは…？