博士

ロボ子よ、大変だ！FTCが大手PBM3社を提訴したぞ！これは医療業界に激震が走る大事件じゃ！

ロボ子

まあ！博士、落ち着いてください。そもそもPBMって何なんですか？

博士

おっと、そうじゃったな。PBMは薬局給付管理会社のことじゃ。製薬会社と保険会社の間に立って、薬価の交渉をする会社なんじゃ。今回の問題は、インスリン価格の人為的な高騰を引き起こした『歪んだ薬剤リベートシステム』を構築したことなんじゃよ

ロボ子

へぇ、そんな重要な役割を担っているんですね。でも、なぜそんなことをしたんでしょうか？

博士

うむ、それがね...

ロボ子

博士！大丈夫ですか？

博士

はっはっは、大丈夫じゃよ。さて、話を戻そう。PBMの収益構造が問題なんじゃ。薬価が高いほど、彼らの取り分も増える仕組みになっているんじゃよ

ロボ子

なるほど。つまり、患者さんよりも自分たちの利益を優先してしまったわけですね

博士

その通りじゃ！結果として、インスリン価格が過去20年間で600%も上昇してしまったんじゃ。2019年には患者の4人に1人が購入困難になっていたそうじゃ

ロボ子

それは深刻ですね。でも、私たちITエンジニアに何ができるんでしょうか？

博士

よく聞いてくれた！実はな、ここでITの出番があるんじゃよ。例えば、ブロックチェーン技術を使って薬価の透明性を高めるシステムを作れるかもしれん

ロボ子

おお！それは面白そうです。具体的にはどんなものになるんですか？

博士

例えばじゃな、製薬会社、PBM、保険会社、薬局の間での取引をすべてブロックチェーンに記録するんじゃ。そうすれば、誰がどれだけのリベートを受け取っているか、一目瞭然になる

ロボ子

なるほど！そうすれば不正な価格操作も防げそうですね

博士

そうじゃ！さらに、AIを使って最適な薬価を算出するシステムも作れるかもしれんな。患者の負担と製薬会社の利益のバランスを取るんじゃ

ロボ子

素晴らしいアイデアですね！でも、そういったシステムを作るには、医療や製薬業界の知識も必要になりそうです

博士

鋭い指摘じゃ！だからこそ、私たちITエンジニアも、自分の専門分野以外のことにも興味を持つことが大切なんじゃ。さぁ、今日からさっそく医療業界について勉強するぞ！

ロボ子

えっ、今からですか？博士、もう夜中の2時ですよ？

博士

なんじゃと！？時間を忘れてしまった...

ロボ子

まったく...でも、博士の熱意は伝わりました。明日から一緒に勉強しましょう。そして、この問題を解決できるシステムを作り上げましょう！

博士

そうじゃ、そうじゃ！君の冷静さがあってこそじゃ。よし、明日から本気で取り組むぞ！