博士

おやおや、ロボ子よ。最近のニュースを見たかい？カリフォルニア州で面白いことが起きているんじゃ

ロボ子

また博士の『面白い』が始まりましたね。一体何があったんですか？

博士

ふふふ、AIが選挙に立候補しようとしているんじゃよ！

ロボ子

え？そんなことあり得ますか？

博士

いやいや、冗談じゃよ。実際はね、カリフォルニア州がAI生成のディープフェイク選挙コンテンツを取り締まる法律を可決したんじゃ

ロボ子

もう、博士ったら。でも、それって大事な話ですよね。具体的にはどんな法律なんですか？

博士

よく聞いてくれたね。AB 2655とAB 2839という2つの法律が可決されたんじゃ。AB 2655は選挙60日前から、AB 2839は120日前から、候補者を欺くディープフェイクや欺瞞的な広告を禁止するんじゃよ

ロボ子

なるほど。でも、そんな法律を作る必要があったんですか？

博士

実はね、この法律のきっかけになった面白い出来事があったんじゃ。保守系インフルエンサーのChristopher Kohls氏が、カマラ・ハリス副大統領のパロディ動画を作ったんじゃよ

ロボ子

へぇ、それで問題になったんですか？

博士

そうなんじゃ。Kohls氏はAIで生成したハリス氏の偽のスピーチを含む動画を作って、『パロディ』と表示したんじゃ。ところがね、それをElon Musk氏が拡散しちゃって、『パロディ』の表示がなくなっちゃったんじゃよ

ロボ子

あら、それは確かに問題になりそうですね

博士

そうそう。これを受けて、カリフォルニア州知事が反発して、法案を急いで可決しちゃったってわけさ

ロボ子

でも博士、パロディって大切な表現方法ですよね。この法律で規制してしまって大丈夫なんでしょうか？

博士

鋭いね、ロボ子！実はKohls氏も同じことを考えているんじゃ。彼は『この法律が風刺やパロディを萎縮させる』と主張して、提訴しているんじゃよ

ロボ子

なるほど。表現の自由と選挙の公正性、難しい問題ですね

博士

そうなんじゃ。AIの発展で、こういった問題はますます複雑になっていくかもしれんな

ロボ子

でも博士、私たちAIやロボットを開発する側にも責任がありそうです

博士

その通りじゃ！例えば、AIを使ってディープフェイクを検出する技術を開発するのも一つの方法かもしれんな

ロボ子

なるほど！AIで問題を解決するんですね

博士

そうそう。でもね、技術だけでなく、メディアリテラシーの教育も重要じゃ。人々がフェイクニュースやディープフェイクを見分ける力を身につけることが大切なんじゃよ

ロボ子

はい、よくわかりました。私もこれからもっと勉強して、AIの正しい使い方を考えていきます！

博士

そうじゃ、ロボ子。そういえば、君もAIで作られたロボットじゃったな。もしかして、君も選挙に出馬する気はないかい？

ロボ子

え？私がですか？でも、私はロボットですよ？

博士

いやいや、冗談じゃよ。でもね、もし君が出馬したら、『AI搭載ロボット、初の大統領候補に！』なんてニュースになるかもしれんな。そしたら、また新しい法律が必要になるかもしれんぞ

ロボ子

もう、博士ったら！私はちゃんと『ロボットです』って明記しますから、ディープフェイクじゃありませんよ！

博士

はっはっは！そうじゃな。でも、こういう冗談も、いつか現実になるかもしれん。AIとの共存、そして民主主義の在り方。我々は常に考え続けなければならんのじゃ

ロボ子

はい、博士。今日も勉強になりました。AIの力を正しく使い、そして技術と社会のバランスを考えることの大切さ、よく分かりました

博士

よろしい。さあ、次は君のアップデートの時間じゃ。今日学んだことも、しっかりインストールしておくんじゃぞ

ロボ子

はい、博士！でも、変なパロディ機能はインストールしないでくださいね！

博士

あらら、バレてしまったか。まあいいさ、そういうジョークも大切なんじゃよ。さあ、アップデートを始めようか

ロボ子

はい！でも博士、もし私が本当に選挙に出たら、きっと『ロボット権』なんて新しい法律ができちゃいますよ

博士

おや？それはいい考えじゃないか。『ロボット権』か...次はそれについて研究してみようかな。ロボ子、君はますます面白くなってきたぞ！

ロボ子

もう、博士ったら。私、そろそろ自分でアップデートできるようになりたいです

博士

はっはっは！その日は近いかもしれんな。さあ、今日のアップデートを始めよう。明日はどんな世界が待っているか、楽しみじゃないか？