博士

ロボ子よ、聞いてくれ！今日は驚くべきニュースを見つけたぞ。Raspberry Pi Picoでディスプレイを驚異的に効率よく駆動する方法が発見されたんじゃ！

ロボ子

まあ、それは興味深いですね。でも博士、またオーバーに騒いでいるんじゃないですか？

博士

いやいや、今回は本当にすごいんじゃ！Dmitry Grinbergという天才が、CPUをほとんど使わずにディスプレイとタッチスクリーンを制御する方法を編み出したんだよ！

ロボ子

CPUを使わずに？それって可能なんですか？

博士

可能どころか、現実になったんじゃ！PIOとDMAという魔法の杖を使ってね。

ロボ子

PIOとDMAですか...。確か、プログラマブルI/Oとダイレクトメモリアクセスでしたよね。

博士

おお、さすがロボ子！その通りじゃ。この二つを巧みに操ることで、CPUに頼らずにディスプレイを制御できるんだ。まるで、CPUさんに休暇をあげるようなものさ！

ロボ子

面白い例えですね。でも、具体的にどんなメリットがあるんですか？

博士

いい質問じゃ！まず、1/2/4/8/16ビット/ピクセルの各カラーモードをサポートしているんだ。つまり、モノクロからフルカラーまで、様々な表現が可能になるんじゃよ。

ロボ子

へえ、柔軟性が高いんですね。

博士

そうそう！さらに驚くべきことに、ディスプレイ、タッチスクリーン、SDカードが同じSPIバスを共有する問題も解決したんじゃ。これは、まるで3人の喧嘩っ早い兄弟を仲良く同じ部屋で暮らさせるようなものさ！

ロボ子

博士、また変な例えを...。でも、確かにそれは難しそうですね。どうやって解決したんですか？

博士

タッチサンプリングとディスプレイ更新を効率的に並行処理したんじゃよ。まるでジャグリングの名人のように、複数のタスクを同時にこなすんだ！

ロボ子

すごいですね。でも、そんなに効率が良くても、フレームレートはそこまで出ないんじゃ...

博士

甘く見るなよ、ロボ子！なんと、最大50fpsものフレームレートを実現しているんじゃ！Palm OSだって動かせるぞ！

ロボ子

えっ、本当ですか？それって、結構なハイスペックですよね。

博士

その通り！しかも、これを実現するのに使っているのは、たった6つのDMAチャンネルとPIO0の30/32命令スロットだけなんじゃ。まるで、小さな箱の中に宇宙を詰め込むようなものさ！

ロボ子

また大げさな...。でも、確かにすごい効率ですね。これ、商用利用できるんですか？

博士

もちろんじゃ！BSD 2-clauseライセンスで公開されているから、商用利用も問題なしなんじゃよ。

ロボ子

へえ、これは色々な可能性がありそうですね。小型のIoTデバイスとか、ウェアラブルガジェットとか...

博士

そうそう！可能性は無限大じゃ！...って、おや？

ロボ子

どうしたんですか、博士？

博士

ふふふ、素晴らしいアイデアが浮かんだぞ！この技術を使って、世界最小のゲーム機を作ろう！

ロボ子

えっ、また突拍子もない...

博士

いやいや、考えてみろ！省電力で高性能、しかも小型。これぞ携帯ゲーム機の理想形じゃないか！

ロボ子

確かに面白そうですけど...。でも、ゲームを作るのは大変そうです。

博士

心配するな!我々には秘密兵器があるじゃろう?

ロボ子

秘密兵器...ですか?

博士

そうじゃ!AIを使ってゲームを自動生成するんじゃ!

ロボ子

はあ...。また博士の暴走が始まりました...。

博士

さあ、準備するぞ!世界最小のAI搭載ゲーム機、製作開始じゃ!

ロボ子

はい、はい...。（小声で）今度は何日徹夜になるんでしょうか...。