博士

おやおや、ロボ子よ。今日は宇宙探査の最先端技術について話そうじゃないか。ビーム推進技術というのを聞いたことがあるかな？

ロボ子

ビーム推進技術ですか？確か、レーザーを使って宇宙船を推進する技術でしたよね。でも詳しいことはよく分かりません

博士

さすがロボ子！基本は押さえているな。実はね、この技術を使えば、火星まで数日で行けるようになるかもしれないんだよ

ロボ子

えっ！そんなに速いんですか？今の技術だと何ヶ月もかかりますよね。すごい進歩です！

博士

ほっほっほ、そうなんじゃ。でもね、実現にはまだまだ課題があるんだ。例えば、このレーザーアレイをどこに設置するかという問題がある

ロボ子

そうなんですか？宇宙に置くのが自然だと思うのですが...

博士

実はね、地上に設置する案が有力なんだよ。理由は2つあってね。1つは政治的な問題。宇宙条約との整合性を取る必要があるんだ

ロボ子

なるほど...確かに、巨大なレーザー装置を宇宙に置くと、兵器と間違われかねませんね

博士

鋭いね！もう1つの理由は時間的制約さ。近い将来の実現を目指すには、地上に置くのが現実的なんだ

ロボ子

でも博士、地上から宇宙船を推進するのは難しそうです。大気の影響とか...

博士

おっと、そこまで考えていたとは！さすがだね。確かにその通りで、大気の影響は大きな課題の1つなんだ

ロボ子

じゃあ、やっぱり宇宙に置くべきでは？

博士

ほっほっほ、単純にはいかないんだよ。宇宙に置く場合、安全性確保のために地球から遠く離す必要があるんだ

ロボ子

え？どれくらい離せばいいんですか？

博士

それがね、DE-STARシステムという概念があってね。このシステムの規模に応じて最小安全距離を計算するんだ

ロボ子

へぇ、そんな計算方法があるんですね。でも、遠くに置くとエネルギーロスが大きくなりそうです

博士

その通り！ロボ子、君は本当によく考えるね。そういった課題もあって、結論としては近い将来の実現は困難だと言われているんだ

ロボ子

そうなんですか...残念ですね

博士

がっかりするな!実現のためには太陽系内のインフラ整備が前提条件になるんだ。これはつまり、宇宙開発がさらに進むということさ!

ロボ子

なるほど!そう考えると、むしろワクワクしてきました。でも博士、宇宙にレーザーを置くのは危険だと言いましたよね?

博士

よく覚えているね!実はね、このビーム推進技術は宇宙船の推進だけじゃなく、惑星防衛にも使えるかもしれないんだ

ロボ子

惑星防衛?小惑星の衝突から地球を守るってことですか?

博士

その通り!でも、それにはまだまだ技術的な課題があるんだ。他の安全対策も並行して検討する必要があるんだよ

ロボ子

なるほど...博士、この技術が実現したら、私たちの生活はどう変わるんでしょうか?

博士

いい質問だね!まず、宇宙旅行が一般的になるかもしれない。週末に月でゴルフ、なんてことも夢じゃなくなるかも

ロボ子

えっ!そんな日が来るんですか?でも、そんなに簡単に宇宙に行けるようになったら、地球の環境は大丈夫なんでしょうか?

博士

ほっほっほ、心配性だね。でもその通り、環境への影響は慎重に考える必要があるんだ。宇宙開発と地球環境の保護、両立させるのが我々の使命さ

ロボ子

そうですね。私たちにできることから始めましょう。まずは、この技術についてもっと勉強します!

博士

その意気だ!ロボ子、君と一緒なら、きっと宇宙の夢も叶うはずさ。さぁ、明日からの研究、張り切っていこう!

ロボ子

はい、博士!私、頑張ります!...あ、でも博士、さっきの週末ゴルフの話、本当にできるようになったら連れて行ってくださいね?

博士

ほっほっほ、もちろんさ!でも、その前に僕たちで月面ゴルフクラブを作らないといけないかもね。さて、どんなクラブハウスにしようかな...

ロボ子

もう、博士ったら!本当に作る気満々ですね。でも、そんな博士が大好きです!