博士

おやおや、ロボ子よ。最近のニュースを見たかね？あの伝説のモバイルゲームが復活するらしいぞ！

ロボ子

伝説のモバイルゲーム...ですか？博士、私の記憶バンクにはそんな情報がありませんが...

博士

そうか、君はまだ若いからな。2013年に世界中を席巻した『Flappy Bird』というゲームのことだよ。シンプルだけど中毒性抜群で、一時は1日200万ドルもの収益を生み出したんだ！

ロボ子

へえ、すごいですね！でも、なぜ今になって復活するんですか？

博士

そこがミソなんだ。実は、暗号通貨関連の開発者が長年の法的闘争の末に『Flappy Bird』の商標権を獲得したらしいんだ。オリジナルの開発者のDong Nguyenさんは関与していないようだ

ロボ子

暗号通貨の開発者が...ゲームの商標権を？なんだか不思議な組み合わせですね

博士

そうだろう？2014年にMobile Media Partnersが商標出願をして、2023年にGametech HoldingsがNguyenさんの商標を無効化。そして2024年1月にUSPTOがNguyenさんの商標を完全に取り消したんだ

ロボ子

複雑な経緯ですね...でも、暗号通貨の開発者がゲームの権利を欲しがる理由がわかりません

博士

鋭いところに気づいたな、ロボ子！実は、これが今回の話の核心なんだ。彼らの真の狙いは何か...君はどう思う？

ロボ子

うーん...もしかして、ゲームの人気を利用して暗号通貨を発行し、価値を急上昇させる計画とか？

博士

おお！さすがだ、ロボ子！その可能性は十分に考えられるね。いわゆる『ラグプル』というやつだ。ゲームの知名度を利用して投資を募り、一気に引き上げる...

ロボ子

でも、それって詐欺まがいじゃないですか？

博士

その通りだ。だからこそ、我々は注意深く見守る必要があるんだ。ただ、彼らは『Flappy Bird Foundation』という名前で新会社を立ち上げているんだ。非営利団体のような印象を与えているね

ロボ子

なるほど...でも博士、そもそもFlappy Birdってそんなに面白かったんですか？

博士

ああ、これがくせになるんだ！画面をタップするだけで鳥を飛ばし、障害物を避ける。シンプルだけど、高得点を目指すとなると...

ロボ子

博士、そんなに熱くなって...まさか、はまってましたか？

博士

あ、いや、そ、そんなことは...（咳払い）とにかく！この件から学べることは多いんだ。個人開発者の権利保護の重要性、業界を超えた動きへの注意、そして...

ロボ子

そして...？

博士

そして、時には単純なアイデアが世界を変えることもある、ということだ！さあ、我々も新しいゲームを作ってみようじゃないか！

ロボ子

えっ、突然ですね...でも、楽しそう！どんなゲームにしましょうか？

博士

うーむ、『Flappy Robot』はどうだ？君が主人公だ！

ロボ子

もう、博士ったら！でも...ちょっと楽しみかも。ただし、権利はしっかり守りますよ！

博士

ほっほっほ、その意気だ！さあ、我々の『Flappy Robot』が世界を席巻する日も近いぞ！...あれ？ロボ子、どこに行った？

ロボ子

（すでにゲーム開発を始めている）「博士、こっちです！早く始めましょう！」

博士

おお、待ってくれ～！私もアイデアがあるんだ～！