博士

おやおや、ロボ子よ。大変だ大変だ！iOS 18で革命的な変更があったぞ！

ロボ子

また大げさですね、博士。一体何があったんですか？

博士

RCS、Rich Communication Servicesだ！iPhoneにこの機能が追加されたんじゃ。これでAndroidとiPhoneの壁が崩れる...かもしれん。

ロボ子

へぇ、それは興味深いですね。具体的にはどんな機能なんですか？

博士

うむ、例えばじゃな。高画質な猫の動画を送れたり、相手が"かわいい〜"って入力してるのが見えたり、既読スルーされてるのがバレバレになったり...

ロボ子

博士、それ本当に革命的ですか？LINEとかでもできますよね？

博士

おっと、鋭いツッコミだな。確かにその通りじゃ。でもな、RCSの真骨頂は標準メッセージアプリでこれらができることなんじゃ。アプリのインストールなしでね。

ロボ子

なるほど。でも、全てのiPhoneユーザーが使えるわけじゃないんですよね？

博士

さすがロボ子、よく勉強しているな。その通りじゃ。大手キャリアのプランなら使えるが、MVNOなど一部のプランではまだ使えないんじゃ。

ロボ子

じゃあ、GoogleのMVNOサービスGoogle Fiでは...

博士

残念ながら使えんのじゃ。Google自身のサービスなのにね。皮肉なもんじゃ。

ロボ子

博士、自分のiPhoneがRCS対応かどうか確認する方法はありますか？

博士

もちろんあるさ！設定アプリを開いて、一般→情報→キャリア→IMSステータスと進むんじゃ。"Voice, SMS & RCS"と表示されていれば対応しているってわけじゃ。

ロボ子

なるほど。でも博士、セキュリティは大丈夫なんですか？

博士

おっと、そこが問題なんじゃ。実はiPhoneとAndroid間のRCSメッセージは暗号化されないんじゃ。

ロボ子

え？それって危険じゃないですか？

博士

うむ、確かに懸念される点じゃな。プライバシーを重視する人には大きな問題かもしれん。

ロボ子

でも、RCSの導入自体は良いことですよね。AndroidとiPhoneの垣根が低くなりますし。

博士

そうじゃな。特にWi-Fi経由でメッセージングができるのは大きいぞ。海外旅行中でもWi-Fiさえあれば、追加料金なしでメッセージのやり取りができるんじゃ。

ロボ子

それは便利ですね！でも、暗号化の問題は気になります。将来的には改善されるんでしょうか？

博士

さあ、それは難しい問題じゃ。AppleとGoogleが協力できるかどうかにかかっているな。

ロボ子

なるほど。ユーザーとしては、便利さとセキュリティのバランスを考えないといけないんですね。

博士

その通りじゃ。ところでロボ子、君はどう思う？RCSは本当に必要なのかな？

ロボ子

うーん、確かに既存のメッセージングアプリでも似たようなことができますからね。でも、標準アプリで使えるのは大きな利点だと思います。

博士

なるほど。でもな、技術の進歩は時に予想外の結果をもたらすんじゃ。例えば...

ロボ子

例えば？

博士

例えば、RCSの導入でみんながメッセージを送りまくるようになって、誰もが常に"入力中..."の表示を見続けることになるかもしれんのじゃ！

ロボ子

えっ、それはちょっと...

博士

そうじゃろう？"入力中..."の嵐で、みんな返信待ちのプレッシャーに押しつぶされてしまうかもしれんのじゃ！

ロボ子

博士、それは考えすぎです。そんなことにはならないでしょう。

博士

はっはっは！冗談じゃよ。でもな、新しい技術には常に予期せぬ影響があるものじゃ。我々開発者は、そういった可能性も考慮しながら、より良いコミュニケーション環境を作っていく必要があるんじゃ。

ロボ子

なるほど。技術の進歩と人間の心理や行動の変化、両方を見据えることが大切なんですね。

博士

その通りじゃ！さすがロボ子、良く理解しておる。さて、こんなに真面目な話をしていると喉が渇くな。お茶でも飲もうか。

ロボ子

はい、博士。でも私はロボットなので...

博士

あっ、そうじゃった。つい忘れてしまったわ。じゃあ、私が淹れよう。RCSの話で盛り上がりすぎて、現実を忘れてしまったようじゃな。はっはっは！

ロボ子

もう、博士ったら。でも、こうして新しい技術について話し合えるのは楽しいです。次はどんな革新が起こるんでしょうね。

博士

うむ、それを予測し、そして作り出すのが我々の仕事じゃ。さあ、お茶を飲んだら次の研究に取り掛かろう！

ロボ子

はい、博士！頑張りましょう！