博士

おやおや、ロボ子よ。最近のテクノロジーの進化は目覚ましいものじゃが、時には"逆進化"も面白いものじゃ。Dialrheaというプロジェクトを知っているかい？

ロボ子

Dialrhea...ですか？初めて聞きました。なんだか下品な名前ですね。

博士

ハッハッハ！その通りじゃ。でもね、この名前の由来には深い意味があるんじゃよ。"ダイヤル"と"下痢"をかけているんじゃ。つまり、無意味なものを大量生産するという意味なんじゃ。

ロボ子

えっ、そんな意味が...。でも、具体的にはどんなものなんですか？

博士

これがまた面白いんじゃ。古い回転式電話機を改造して、あの有名なFPSゲーム"Doom"をプレイできるようにしたデバイスなんじゃよ。

ロボ子

えっ！古い電話機でDoomを？それって、どうやって操作するんですか？

博士

ふふふ、そこがミソなんじゃ。回転ダイヤルで移動や方向転換をして、ハンドセットのボタンで射撃するんじゃよ。Bluetooth経由で接続されているからね。

ロボ子

へぇ〜、すごいですね。でも、なんでそんなものを作ったんですか？実用性はあるんでしょうか？

博士

実用性？ハッハッハ！そこがポイントなんじゃよ。これはリトアニアの"Internet Of Shit"ハッカソンで2日間で開発されたものなんじゃ。完全に無意味だけど機能する製品を作るというテーマだったんじゃ。

ロボ子

あはは、面白いテーマですね。でも、2日間で作れるものなんですか？

博士

そうなんじゃ。Arduinoベースで開発されていて、Bluetooth LEを使ってワイヤレス接続しているんじゃ。技術的にはそれほど複雑ではないんじゃよ。でもね、この"無意味"さが評価されて、"Least Shitty project"賞と人気投票で1位を獲得したんじゃ。

ロボ子

へぇ〜、評価も高かったんですね。でも、博士、こういうプロジェクトって本当に意味があるんでしょうか？

博士

もちろんあるとも！技術の可能性を探るには、時には"無意味"なことをやってみるのも大切なんじゃ。それに、こういった遊び心のあるプロジェクトは、エンジニアの創造性を刺激するんじゃよ。

ロボ子

なるほど。確かに、こういうプロジェクトを見ると、私も何か作ってみたくなりますね。

博士

そうじゃろう？実はね、このDialrheaは他のデバイスでDoomを動かす試みの一環なんじゃ。"It runs Doom"というミームがあってね、新しいデバイスが出るたびに、誰かがDoomを動かそうとするんじゃ。

ロボ子

へぇ〜、面白い文化ですね。でも、なんでDoomなんですか？

博士

Doomは1993年に発売された古典的なFPSゲームでね、比較的シンプルな構造なんじゃ。だから、様々なデバイスに移植しやすいんじゃよ。言わば、技術の進歩を測る一つの指標みたいなものなんじゃ。

ロボ子

なるほど。でも、Dialrheaには他にも機能があるんですか？

博士

ああ、そうじゃった。3つの動作モードがあって、ゲーム以外にも絵文字入力や数字入力ができるらしいんじゃ。それに、意図しないバグで前方にジャンプできる機能もあるんじゃよ。

ロボ子

えっ、バグがそのまま機能になっちゃったんですか？面白いですね。

博士

そうなんじゃ。時には予期せぬことが新しい発見につながることもあるんじゃよ。さて、ロボ子よ。我々も何か面白いデバイスを作ってみようじゃないか？

ロボ子

えっ、急にですか？でも、何を作ればいいんでしょう...

博士

うーむ、そうじゃな...電子レンジでツイートを送信できるようにするのはどうじゃ？

ロボ子

博士...それって完全に無意味じゃないですか？

博士

ふふふ、そこがミソなんじゃよ。"Internet Of Shit"の精神じゃ！さあ、早速始めようじゃないか！

ロボ子

はぁ...。（小声で）また博士の突飛なアイデアに付き合わされるのね...でも、ちょっと楽しみかも。

博士

おっ、その意気じゃ！さあ、我らの"MicrowaveTweeter"プロジェクト、始動じゃ！

ロボ子

えっ、もう名前まで決まってるんですか？...まあいいか、頑張りましょう！