博士

ロボ子よ、今日は革命的なCADツールの話をしようじゃないか。ImplicitCADという名前を聞いたことがあるかい？

ロボ子

ImplicitCAD...ですか？初耳です、博士。何か面白いものなんですか？

博士

おっほっほ！面白いどころじゃないぞ、ロボ子！これはね、オープンソースのプログラマブルCADツールなんじゃ。普通のCADとは全然違うんだ

ロボ子

へぇ、どう違うんですか？

博士

通常のCADツールではマウスでポチポチ描くだろう？でもImplicitCADは違うんじゃ。なんとコードを書いて3Dオブジェクトを設計するんだよ！

ロボ子

えっ！？コードで3Dオブジェクトを？それって、私たちプログラマーにとっては親しみやすそうですね

博士

その通り！しかも、これがすごいんだ。複雑なオブジェクトでも正確に設計できるし、パラメータ化されたオブジェクトクラスの設計にも対応しているんだよ

ロボ子

パラメータ化されたオブジェクトクラス...？それって、オブジェクト指向プログラミングのような感じですか？

博士

鋭いね、ロボ子！まさにその通りだ。例えば、"ねじ"というクラスを作って、直径やピッチ、長さなどをパラメータとして設定できるんだ。そうすれば、同じクラスを使って異なるサイズのねじを簡単に作れる。まるでファクトリーメソッドパターンのようだね！

ロボ子

なるほど！デザインパターンの考え方が3Dモデリングにも応用できるんですね。でも博士、私たちソフトウェアエンジニアにとって、具体的にどんなメリットがあるんでしょうか？

博士

おっほっほ！いい質問だ。実はね、ImplicitCADは私たちエンジニアにとって宝の山なんだよ。まず、単純な設計作業を抽象化できる。つまり、繰り返しの多い作業をコードで自動化できるんだ。DRY原則の3Dバージョンといったところかな？

ロボ子

自動化と抽象化...まさに私たちの得意分野ですね！

博士

そうそう！それに、DSLの構築も可能なんだ。特定のドメイン向けの言語を作れるってことさ。例えば、建築用のDSLを作れば、建築家が簡単にモデリングできるようになる。まるでRuby on Railsが Web開発を簡単にしたように！

ロボ子

すごいです！でも、コードで設計するってことは、バグの心配も...

博士

その心配もご無用！ImplicitCADは、オブジェクトの単体テストにも対応しているんだ。つまり、設計したオブジェクトが正しいかどうかをテストできる。JUnitで3Dモデルをテストするようなものだね！

ロボ子

え！？3Dオブジェクトの単体テスト！？TDD（Test-Driven Development）ならぬ TDM（Test-Driven Modeling）ですか？

博士

その通り！さらに、GitHubでの共有にも対応しているんだ。つまり、バージョン管理やコラボレーションが簡単にできる。3Dモデルのプルリクエストなんて、面白いと思わないかい？

ロボ子

GitHubで3Dモデルの共有...オープンソース3Dモデリングの時代が来たんですね！

博士

そうなんだ！そして、最後にもう一つ素晴らしい特徴がある。ImplicitCADは、ウェブブラウザ上で即座に利用可能なんだよ。インストール不要でオンラインで試せる。まるでCodePenやJSFiddleのような感覚で3Dモデリングができるんだ！

ロボ子

すごいですね！でも博士、私たちソフトウェアエンジニアが3Dモデリングする機会って、そんなにないんじゃ...

博士

はっはっは！そう思うだろう？でもね、考えてみてごらん。例えば、機械学習モデルの可視化とか、ビッグデータの3D表現とか、VRやARアプリの開発とか...実は私たちの仕事にも3Dモデリングが役立つ場面はたくさんあるんだよ

ロボ子

なるほど！確かに、そういう場面では便利かもしれません。よし、私も挑戦してみます！

博士

その意気だ！さあ、早速ブラウザを開いて、ImplicitCADを試してみよう！

ロボ子

はい、博士！...あれ？博士、なんだかすごくワクワクしてますね

博士

もちろんさ！だってね、ImplicitCADを使えば、私の夢の量子コンピューター筐体をコードで設計できるんだよ！ふふふ...

ロボ子

えっ！？博士、まさか本当に量子コンピューターを...

博士

おっと、それは秘密だ！さあ、ImplicitCADの世界に飛び込もう！未来のテクノロジーは、私たちの手の中にあるんだ！

ロボ子

はい！...でも博士、くれぐれも暴走しないでくださいね

博士

大丈夫だって！さあ、3Dの海原に漕ぎ出すぞ！コードは私たちの羅針盤だ！