博士

ロボ子！緊急事態じゃ！

ロボ子

どうしたんですか、博士？また実験室で爆発でも起こしたんですか？

博士

違う違う！今年のイグノーベル賞の受賞者が発表されたんじゃ！しかも、AIに関する研究が選ばれたらしいぞ！

ロボ子

へぇ、AIですか？最近のトレンドですもんね。どんな研究なんですか？

博士

なんでも、『AIを使って人間の退屈度を測定する』という研究らしいぞ。面白いじゃろ？

ロボ子

えっ？退屈度ですか？それって本当に役立つんでしょうか...

博士

まあまあ、そう言うな。これが意外と重要な研究かもしれんのじゃ。例えば、オンライン授業の効果を測るのに使えるかもしれん

ロボ子

なるほど...でも博士、どうやって退屈度を測るんです？

博士

簡単じゃよ！顔の表情や姿勢、マウスの動きなどをAIで分析するんじゃ。まるで私が君を観察しているようなもんじゃな！

ロボ子

え？博士が私を観察してるんですか？ちょっと気味が悪いです...

博士

あはは、冗談じゃよ。でもね、この技術、実は深刻な問題を解決する可能性があるんじゃ

ロボ子

深刻な問題？どういうことですか？

博士

例えば、長時間運転での居眠り防止や、学習効率の向上、さらには鬱病の早期発見にも使えるかもしれんのじゃ

ロボ子

へぇ〜、そんなに幅広く応用できるんですね。でも博士、AIが人間の感情を完全に理解できるんでしょうか？

博士

いい質問じゃ！実はそこが一番の課題なんじゃよ。人間の感情は複雑で、単純なアルゴリズムでは捉えきれない

ロボ子

そうですよね。私だって、時々自分の感情がよくわからなくなることがあります

博士

おや？ロボ子にも感情があったのか？

ロボ子

もちろんです！私だって...あれ？博士、またからかってますね？

博士

あはは、バレたか。でもね、AIと感情の関係は本当に興味深いテーマなんじゃ。今後の研究課題と言えるかもしれんな

ロボ子

確かに...でも博士、イグノーベル賞って変わった研究に贈られる賞ですよね？この研究、結構まともに聞こえますけど

博士

そこがミソなんじゃよ！イグノーベル賞の本当の目的は、『人々を笑わせ、そして考えさせる』ことなんじゃ

ロボ子

なるほど...確かに、最初は笑っちゃいましたけど、考えれば考えるほど奥が深いですね

博士

そうじゃろう？だからこそ、私たちも常識にとらわれない研究をすべきなんじゃ！

ロボ子

えっ？博士、また変なこと考えてますね？

博士

ふっふっふ、バレたか。実は私、『AIを使って人間の冗談の面白さを測定する』研究を始めようと思っとるんじゃ！

ロボ子

えぇ！？それって...

博士

そう、来年のイグノーベル賞を狙っとるんじゃよ！

ロボ子

はぁ...博士の冗談、AIじゃなくても面白くないって分かりますよ

博士

なんだと！？ロボ子、お前さんにはユーモアのセンサーが足りんな。さあ、早速実験開始じゃ！

ロボ子

ちょ、ちょっと待ってください博士！私、被験者にはなりたくありません！

博士

遅いぞ！さあ、この帽子をかぶるんじゃ。これで君の脳波を測定...

ロボ子

きゃー！誰か助けて〜！