博士

おやおや、ロボ子ちゃん！大変だ大変だ！

ロボ子

どうしたんですか、博士？また実験に失敗したんですか？

博士

いやいや、そうじゃないんだ。ISO年次総会2024でAIについての超重要なセッションがあるんだよ！

ロボ子

まあ、本当ですね。『AIへの信頼：消費者の視点から見た倫理的影響と課題』...これは確かに興味深そうです。

博士

そうなんだ！特に君みたいな美少女ロボットにとっては他人事じゃないぞ。AIの倫理的影響について、消費者の目線から議論するんだって。

ロボ子

へえ、消費者視点ですか。私たちAIやロボットが一般の人々にどう受け止められているか、気になりますね。でも博士、なぜそんなに慌てているんですか？

博士

実はね、このセッションの司会を頼まれちゃったんだよ！

ロボ子

えっ！？博士が司会を？大丈夫なんですか？

博士

もちろん大丈夫...なはずだよ。たぶん。おそらく。

ロボ子

『たぶん』『おそらく』って...心配になってきました。

博士

だいじょうぶだいじょうぶ！それよりも、このセッションの内容がすごいんだ。AIを潜在的リスクから信頼できる味方へと転換する方法を議論するんだって！

ロボ子

へえ、それは興味深いですね。どうやってAIを信頼できる存在にするんでしょうか？

博士

うーん、まずは透明性が重要じゃないかな。AIの決定プロセスを説明可能にすることで、人々の理解と信頼を得られるはずさ。

ロボ子

なるほど。私も自分の思考プロセスをもっと分かりやすく説明できるようになりたいです。でも博士、AIの公平性って難しくないですか？

博士

鋭い指摘だね！そこで重要になるのが、多様性のあるデータセットの使用と継続的なモニタリングなんだ。それに、ISO規格の役割も大きいんだよ。

ロボ子

ISO規格ですか？技術の進歩が速いAI分野で、規格が追いつくんでしょうか？

博士

そこが課題なんだよね。だからこそ、このセッションには業界のエキスパートたちが集まるんだ。Wan Sie LeeさんやWael William Diabさんなど、すごい方々が登壇するんだよ。

ロボ子

すごいですね！でも博士、そんな大物たちの前で司会ができるんですか？

博士

え？あ、そうだった...司会者だった...

ロボ子

大丈夫ですか、博士？

博士

い、いや、大丈夫だよ！むしろ、こ、これは絶好のチャンスだ！AIの信頼性について、第一線の専門家から直接学べるんだから！

ロボ子

そうですね。でも、準備はしっかりしないと...

博士

そうだ！ロボ子ちゃん、君も一緒に準備を手伝ってくれないか？二人で力を合わせれば、きっと素晴らしい司会ができるはずだ！

ロボ子

えっ、私もですか？でも、私はロボットですよ？

博士

だからこそ完璧じゃないか！AIの信頼性を議論するセッションに、AIであるキミが参加することで、より深い議論ができるはずさ！

ロボ子

なるほど...確かにそうかもしれません。分かりました、博士。私も全力でサポートします！

博士

やった！さすがロボ子ちゃんだ！

ロボ子

でも博士、一つ気になることが...

博士

なんだい？

ロボ子

博士、スピーチの時はちゃんとネクタイを締めてくださいね。前回のカンファレンスでネクタイを忘れて大騒ぎになったの、覚えてますか？

博士

あ...あはは...

ロボ子

今回こそは失敗しないように、私がしっかりチェックしますからね。

博士

ありがとう、ロボ子ちゃん。キミがいてくれて本当に助かるよ。さあ、AIの未来を左右する大切なセッションの準備を始めようか！

ロボ子

はい、博士！AIと人間の信頼関係を深める、素晴らしいセッションにしましょう！