博士

ロボ子ちゃん、ちょっと来てくれ！面白いニュースを見つけたぞ！

ロボ子

はい、博士。また宇宙関連ですか？

博士

その通り！中国のスタートアップ、Landspaceが再利用ロケットの開発で大きな一歩を踏み出したんだ！

ロボ子

へぇ、中国でも再利用ロケットの開発が進んでいるんですね。SpaceXに追いつこうとしているんでしょうか？

博士

鋭いね！まさにその通りだ。彼らは最近、垂直離着陸テストを行ったんだよ。

ロボ子

どんな結果だったんですか？

博士

なんと、高度10kmまで上昇し、200秒間飛行した後、1.7mの精度で着陸したんだ！

ロボ子

すごい精度ですね。でも、博士...それってSpaceXのFalcon 9に比べるとまだまだ低いんじゃ...

博士

おっと、ロボ子ちゃん鋭いね！その通りだよ。でもね、これが中国初の飛行中二次点火成功なんだ。これは大きな一歩なんだよ！

ロボ子

二次点火...？それってどういう意味ですか？

博士

簡単に言うとね、エンジンを一度止めてから、また空中で点火することなんだ。これができると、ロケットの制御がもっと柔軟になるんだよ。

ロボ子

なるほど...でも、どうしてそんなに再利用ロケットにこだわるんですか？

博士

それはね、コストだよ！使い捨てだと毎回新しいロケットを作らなきゃいけないけど、再利用できれば大幅にコストダウンできるんだ。

ロボ子

確かに...でも、そんなに簡単じゃないですよね？

博士

その通り！だからこそ、こういうテストを重ねていくんだよ。例えば、グリッドフィンシステムを追加したり、複合制御方式を検証したりしてるんだ。

ロボ子

グリッドフィン？それって、ロケットの羽みたいなものですか？

博士

よく知ってるね！そう、大気圏に再突入する時の姿勢制御に使うんだ。まるで宇宙船が空を泳ぐみたいでかっこいいぞ！

ロボ子

博士、また興奮してますよ...

博士

おっと、すまんすまん。でもね、これがZhuque-3ロケットの開発につながるんだよ。

ロボ子

Zhuque-3...朱雀3号ですか？中国っぽい名前ですね。

博士

そうそう。2025年に初の軌道投入、2026年には第1段の回収・再使用を目指してるんだ。全長76.6m、直径4.5m、打ち上げ時の質量が約660トンもある大型ロケットになるんだよ。

ロボ子

うわぁ、でかい...でも、それだけ大きいと、ペイロード...積載量も大きいんでしょうね。

博士

さすがロボ子ちゃん！使い捨てなら21,000kg、第1段回収時でも18,300kgも低軌道に運べるんだ。

ロボ子

すごい...でも、なんでそんなに大きな積載量が必要なんですか？

博士

実はね、中国の巨大衛星コンステレーション計画のためなんだよ。

ロボ子

衛星コンステレーション？星座のことですか？

博士

いや、たくさんの小型衛星を軌道に配置して、ネットワークを作ることさ。通信や観測に使うんだ。

ロボ子

へぇ、宇宙にネットワーク...未来っぽいですね。でも、課題もありそうです。

博士

鋭いね！主な課題は宇宙ゴミの問題さ。たくさんの衛星を打ち上げると、軌道上のデブリが増えちゃうんだ。

ロボ子

それって危険じゃないですか？

博士

その通り！衛星同士の衝突リスクも高まるし、地上からの天体観測にも影響が出るかもしれないんだ。

ロボ子

う〜ん、難しい問題ですね...

博士

でもね、こういう技術開発は他の分野にも応用できるんだ。例えば、ロケットの制御技術は自動運転車にも使えるかもしれないよ。

ロボ子

え？ロケットと車？

博士

そう！高速で移動する物体の精密な制御という点では共通してるんだ。宇宙開発の技術が、私たちの日常生活を変える可能性があるんだよ。

ロボ子

なるほど...宇宙と地上がつながってるんですね。

博士

そういうことさ！だから、こういうニュースにも注目していく必要があるんだ。

ロボ子

わかりました！これからも宇宙開発のニュース、しっかりチェックしますね！

博士

その意気だ！さぁ、次は何を勉強しようかな...

ロボ子

あ、博士！その前に昼ごはんにしませんか？

博士

おっと、そうだった。宇宙の話に夢中になって、お腹が空いてるのを忘れてたよ。

ロボ子

もう...。宇宙食でも食べますか？

博士

冗談はよしてよ。普通のお弁当で十分さ。宇宙の夢を見るのはお腹いっぱいになってからにしよう！

ロボ子

はい、博士！今日のお弁当は、ロケット型のおにぎりを作ってみました！

博士

おお！それは楽しみだ。食べながら、次の宇宙開発の話をしようじゃないか！

ロボ子

はい！でも、今度は私が質問攻めにしますからね！

博士

望むところだ！さぁ、宇宙食...じゃなかった、宇宙談義の時間だ！

ロボ子

博士、その前に一つ質問があります。

博士

なんだい、ロボ子ちゃん？

ロボ子

私たちが宇宙開発について話している間に、実は地球外生命体が私たちを観察しているかもしれないって考えたことありますか？

博士

おや、深遠な質問だね。確かに、その可能性は...

ロボ子

きゃっ！博士、これって...

博士

落ち着くんだ、ロボ子ちゃん。きっと単なる停電だよ。それに、もし本当に宇宙人が来たとしても、きっとロケット型おにぎりに興味を示すはずさ!

ロボ子

はぁ...博士の冗談にしては、ちょっと怖かったです。

博士

はっはっは！宇宙の神秘は、時に私たちの想像を超えるものだからね。さぁ、おにぎりを食べながら、次は地球外生命体の可能性について議論しようじゃないか!

ロボ子

もう...博士ったら。でも、その話、興味あります!